株とは何か?株の仕組みについて徹底解説

近年では株高が続いていることから、2018年は新たに株式投資を始めてみたいと考えている方は多いのではないでしょうか。今回は、新たに株式投資を始めたいと考えている方に、株の仕組みについて解説します。

株とは何か?

普段のニュースでも「株」というキーワードは良く耳にしますが、この「株」は、企業が資金調達のために発行した証券です。株式を発行することで、企業は資金を投資家から調達し、その資金を使って事業を拡大することで企業の成長につなげます。

株式を購入した投資家は、資金を提供するのと引き換えに有価証券として株券が付与され、経営権を得ることができます。

経営権を得ることで、株式を購入した枚数(出資額)に応じて、企業が稼いだ利益の一部を配当金として受け取れる他、業績と比例して株価が上昇することで、値上がり益(キャピタルゲイン)が得られます。

ただし、業績が低迷したりするなど赤字が出た場合は、配当が無配となる可能性もあることに加え、株価が下落し評価額が減少する、また、購入価格より株価が下回ってしまった場合は、損失が発生することも考えられます。

株の歴史

株の歴史は、1602年にさかのぼります。当時オランダで設立された「東インド会社」が最初に株式を発行したと言われています。東インド会社は、インドや東南アジア地域から特産品をヨーロッパに運ぶにあたり、船員を雇ったり、船を作るなど多くのお金を必要としていたため、株式を発行して多くの方からお金を集めました。

この東インド会社は、ヨーロッパの植民地支配の先駆けでもある、政府から独占貿易権が与えられた特殊会社です。政府の役人は、自分たちで貿易を行いアジアから特産品を運ぶという労働は行わない代わりに、お金を出すことで労働その物を特殊会社である東インド会社に委託するのと同時にその貿易で得られた利益を受け取る権利を付与させることで、政府にとってもリターンが得られる仕組みとして考えられました。

一方、日本において初めての株式会社は1873年に設立した「第一国立銀行(現:みずほ銀行)」です。株式の売買が本格的に始まったのはその5年後の1785年で東京と大阪に証券取引所を設置されました。

日本における株価の動向

1980年1月からの日経平均株価推移(筆者作成)

日本における株価の動向は、1989年12月の日経平均株価3万8915円87銭をピークに、一時的に上昇する場面はあったものの、ほぼ右肩下がりに推移していました。ただ、2012年に安倍内閣が発足後、多くの景気政策が打ち出される中、日本経済は徐々に回復傾向に向かい、2017年11月7日の時点で約26年ぶりに2万3000円近くまで上昇しました。

2017年12月29日の最後の日経平均株価終値は2万2764円94銭となりこの1年間で3,650円プラスとなりました。2012年から2017年にわたり6年連続して株価は上昇したことで、長いトンネルの中にあった日本経済にようやく日差しが見え始めたと言えます。

ちなみに、ニュースなどで耳にする「日経平均株価」とは、株式の売買を中継している東京証券取引所に上場している225銘柄の平均値動きを示した指数です。日本を代表する指数であるとともに、日本経済の動向を判断する材料としても用いられています。

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