米国が利上げすると何故株価は下がるのか?その理由を解説

米国の金利上昇が意識されたのに伴い、2018年2月2日のNYダウは665ドル75セント下落しおよそ9年ぶりの下げ幅を記録しました。また、週明けの日経平均株価は米国株の大幅下落の影響で592円45銭安の2万2682円08銭で取引を終えました。

米国を始め、世界的に景気回復傾向に向かう中、米国の雇用統計の結果を受けてが利上げに踏みきることが意識され、企業業績への影響を懸念した投資家が一気に売りに出たことが理由ではありますが、何故、利上げを行えば株価は下落するのかその理由を見てみます。

利上げとは何か?

日本経済新聞などの経済ニュースで、米国の利上げに関するニュースを度々耳にします。この「利上げ」とは、米国の中央銀行であるFRBが政策金利を引き上げることを言います。

金利とは、わかりやすく説明するとお金のレンタル料金に該当するものです。我々の生活でも住宅ローンを借りる場合でも金利を支払うことで、レンタル料金を支払っていることになります。

企業も事業活動を行うにあたり、売上や利益を伸ばしていくためにも銀行からお金を借りることで設備を導入するなどの投資を行います。その際に、企業は銀行に対して、借りたお金の返済を合わせて金利を支払う必要があります。

金利を上げ下げすることで経済を調整している

FRBが金利を上げ下げを行う理由としては、経済活動を円滑にするために調整していることにあります。

景気が低迷している局面では金利を下げることで、企業が銀行からお金を借りやすくすることで、企業はそのお金を使って設備投資を行うことで、新たな商品やサービスを生み出す他、あらたな雇用を生み出すことにもつながり、最終的に消費も活性化し、経済が活性化します。

ただ、利下げを行ったままであれば、今度は通貨の価値が下落してしまうことでインフレが起こります。そのため、米ドルを日本円などの他の通貨に替える動きが進みます。そのため、経済の回復に一定の効果が見られた時点で、利上げを行うことで、経済の調整を行っているわけです。

利上げを行うことで企業は設備投資に慎重になる

今回株価が下落した大きな理由としては、金利を上げることで、企業が設備投資に係るお金を銀行から借りづらくなることで、経済活動の低迷につながるのではないかとの懸念があるからです。

当然、お金を借りる側としては金利が安い時にお金を借りたいと考えます。そのため、お金を借りる企業が少なくなるため、設備投資なども少なくなることで経済活動が穏やかになります。その後、資源の利用も減少し、資源を供給している新興国経済にも影響を及ぼすことが懸念されます。

利上げが行われることで、金利が上昇することになりますので、利上げを行うと、対象国の通貨に資金が向かいやすくなります。米国が利上げを行った場合、日本円が売られドルが買われることで、円安ドル高に為替が推移しやすくなります。

株価が下落してもリターンを得るチャンスはある!

米国が利上げにより大幅な下落したことで、しばらくは相場が不安定な状況が続くと思われますが、実は株価が下落した場合でもリターンを得るチャンスはあります。

その方法は、株価が下落した際に、連動する対象の指数に対して反対の値動きをするインバース型ETFを購入することです。

インバース型ETFは、日経平均株価などの指数に対して逆の値動きを行う指数「日経平均インバース・インデックス」に連動することで、対象の指数が下落した場合は、その逆の値動きとなり、上昇してリターンを得るチャンスがあります!

インバース型ETFの詳細は以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

株価は需給関係に基づいて、上昇と下落を繰り返しながら日々変動しています。株式に長年投資していると上昇局面が続いたことでリターンが増えていくことも...
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