株は1万円から買える!?ミニ株について概要を解説

株式投資を始めようと考えた場合、まず必要となるのは株を購入するための資金です。株を購入するための資金は、銘柄にもよりますが、10万円から30万円前後が一般的です。ただ、初めて株を購入してみたいと考えた場合、価格変動のリスクを考えると金額的に多いと感じる方も多いようです。

ただ、初心者が初めて株を始めたいと考えた場合、少額から株が買えるミニ株を使うことで、1万円程度で購入することができます。今回は、ミニ株の概要について解説します。

ミニ株とは?

通常株を購入する場合、あらかじめ決められた1単元あたりの株式数を購入する必要があります。日本企業の場合は、1単元あたり1000株もしくは100株となっています。ただ、ニュースで企業の株価をチェックすると通常は1株あたりの株価が記載されています。

例えば、日本電信電話(NTT)の株を購入したいと考えた場合、2018年2月9日時点で1株あたり4,904円となっています。ただ、4,904円で購入できるわけではありません。NTTは1単元100株と決められていますので、最低購入額は490,400円となります。

2017年5月24日付けに日本経済新聞夕刊の記事によると、日本企業の1単元あたりの株式数の8割が100株となっているとのことです。ただ、2018年10月より、全銘柄100株に統一される予定となっています。

ミニ株は、別名単元未満株と呼ばれ、1単元で決められた株式数未満の株が購入できるサービスです。ミニ株を利用することで、たったの1株から購入することができます。

近年では株高が続いていることから、2018年は新たに株式投資を始めてみたいと考えている方は多いのではないでしょうか。今回は、新たに株式投資を始め...

ミニ株は証券会社が独自で提供しているサービス

ミニ株は、全ての証券会社が提供しているサービスではなく、一部の証券会社が独自に提供しているサービスになります。

ミニ株を提供している証券会社の多くがインターネットでサービスを提供しているネット証券で、SBIホールディングス傘下のSBI証券であれば「S株」、マネックスグループのマネックス証券であれば「ワン株」、MFUGグループのカブドットコム証券は「プチ株」というサービス名で提供しています。

証券会社毎に、ミニ株を取引する手数料や取引時間や取扱銘柄が異なっています。その理由としては、ミニ株は、通常の株を証券会社を通じて市場から買い付けるのではなく、証券会社があらかじめ在庫として保有していた株を顧客に提供しているものです。そのため、証券会社毎にサービス内容が異なる他、後述するように、通常の株取引に比べると売買方法に成約があります。

ミニ株の売買方法と手数料

通常株を購入する場合は、市場が開いている時間帯(午前9時~午前11時30分、午後12時30分~午後3時)であれば、注文が成立した時の株価で購入する成行注文で即時注文ができる他、指定した価格で注文を行う指値注文などあらゆる注文方法が利用できます。

ただ、ミニ株の場合は、証券会社が在庫として保有している関係上、証券会社によっても多少異なりますが、当日の後場始値(ごばはじめね(午後の取引で初めて成立した値段)、もしくは、翌日の前場始値(ぜんばはじめね(翌日の午前の取引で初めて成立した値段)で購入することになります。

そのため、市場価格での注文ができず、指値注文といった多彩な注文方法は利用できません。SBI証券の場合は、平日午前0時から午前10までの注文は当日の後場始値、午後3時30分から午後9時30分までの注文は翌日の前場始値、9時30分から0時までの注文は翌日の後場始値での購入になります。そのため、価格変動が激しい銘柄での取引は避けるべきであるといえます。

ミニ株を売買するときは、証券会社毎に定めた取引手数料が発生します。SBI証券とマネック証券の場合は約定代金の0.5%の額が手数料として徴収されますが、カブドットコム証券は約定代金2万円まで100円、1万円増加まで毎に67円加算となっています。そのため、売買回数が多い場合は取引手数料が安い、SBI証券もしくはマネックス証券を利用すると良さそうです。

ミニ株でも配当金が得られる

株を保有していると、対象企業による事業活動で得た利益を株主に還元するため、保有株式数に応じて配当金を支払います。単元未満のミニ株を保有していた場合でも、保有株式数に応じて配当金を受け取ることができます。

一方で、日本の企業では株主優待を実施している所も多く、国内の個人投資家を中心に一番の楽しみではありますが、多くの場合1単元以上保有している株主を対象としている場合が多く、残念ながらミニ株では株主優待が受けられないのが一番のデメリットとなります。

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