外貨預金とFXの違いは何か?主な5つの違いを解説

外貨に投資する手段として外貨預金と外国為替証拠金取引(FX)が一般的に知られていますが、近年では銀行預金の低金利状況が続いている中、金利が高く為替差益が得られる外貨預金やFXでの運用を検討している方も多いかと思います。

外貨預金とFXは、外貨で運用するという点では共通していますが、運用の仕組みは全く異なるものです。今回は、外貨預金とFXの違いを解説します。

外貨預金とFXでは取り扱い金融機関が異なる

外貨預金とFXでは取り扱っている金融機関が異なります。外貨預金は主に銀行が取り扱っていますが、FXは証券会社やFX取引を専門としたFX取引業者が取り扱っています。

また、外貨預金は銀行の窓口でも利用できるのに対し、FXは主にインターネット上で取引を行います。そのため、外貨預金は原則銀行の営業時間内で利用できるのに対し、FXは為替が動いている土日を除いて24時間利用できます。

レバレッジが使えるかどうか

外貨預金とFXの違いとして代表的なのは、レバレッジを使った運用ができるかどうかです。

レバレッジとは、手元資金を担保とした「証拠金」に対して、借入金を利用することです。外貨預金の場合は、基本的に手元にある資金の範囲内でのみ外貨を購入することになりますが、FXの場合は手元資金が少なくても、レバレッジを利用して資金を借り入れることで、多額の資金を使った売買が可能になります。

例えば、レバレッジを10倍にした場合は100万円まで、レバレッジを25倍にした場合は250万円までの取引が可能です。2018年5月時点ではレバレッジは25倍まで設定ができます。

レバレッジを使うことで、少ない手元資金で効率よく運用ができるメリットがある反面、為替レートが予期せぬ方向に推移した場合、リスクも大きくなるデメリットがあります。ただ、FXも外貨預金同様にレバレッジを1倍と低くして運用できるFX取引業者も存在しますので、後ほど説明する為替手数料を抑えて金利を増やしたいという場合にはFXを活用した運用も一つの方法です。

また、レバレッジ以外にも、FXは外貨の購入だけではなく、株の空売りに該当する外貨を売ることからも取引を始めることができますので、円安だけではなく円高じにも収益を得ることが可能です。

為替手数料の違い

日本円から外貨を購入する場合、外貨預金やFXだけではなく、空港や街中にある両替屋でも為替手数料を徴収しています。ただ、外貨預金とFXでは徴収される為替手数料は大きな違いがあります。

銀行が提供している外貨預金の為替手数料は銀行によっても異なりますが、1米ドルあたり片道1円程度設定されています。2018年5月時点における三井住友銀行の外貨預金の為替手数料は片道1円に設定されています。一方で、FX取引業者であれば、銀行の為替手数料の10分の1程度の手数料水準で外貨の購入が可能になります。

例えば、SBIグループのSBI FXトレードであれば1米ドルあたり片道0.27銭、DMM FXであれば片道0.3銭に設定されています。

FXの取引は、銀行とは異なりインターネットで完結するため、コストを低く抑えられることが、手数料を安くできる秘訣であると言えます。

金利の受け取り方の違い

金利の受け取り方にも違いがあります。外貨預金とFXは、預け入れもしくは購入したした外貨を発行している中央銀行が設定した市場金利に基づいた金利を受け取ることができますが、その受け取れるタイミングが異なっています。

外貨預金の場合は、通常の銀行預金同様に満期日など決められた時期に金利が受け取れますが、FXの場合は金利の低い通貨から高い通貨を購入した場合において、その金利差益として「スワップポイント」を得ることができます。スワップポイントはポジションを持ってからその日数分付与されます。

一方で、スワップポイントは、金利が高い通貨から金利が低い通貨を購入した場合は、逆にその金利を支払う必要が生じてしまいますので注意が必要です。

スワップポイントの詳細については、以下の記事にて解説していますので合わせてご覧ください。

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資産が保護されているかの違い

銀行やFX取引業者が万が一破産した場合の顧客資産の取り扱いについても異なります。

銀行で日本円で預けた預金は、預金保険機構により元本と金利を含めて最大1,000万円までが保護されますが、銀行の外貨預金は預金保険制度の対象外となっています。

一方で、FXは預けている資金を信託保全しており、顧客の資産は企業の資産とは別に管理されていますので、万が一の場合にでも100%守られています。

そのため、外貨を安全に運用したいと考えた場合は、FXを通じて運用するのが望ましいと言えます。

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