ロボットで自動投資ができる「ウェルスナビ」の特徴と運用実績を紹介

投資に興味はあるが難しくて一歩を踏み出せない方に最適な投資サービスとして、ロボット(人工知能)が自動で投資をしてくれるサービス「ロボットアドバイザー(ロボアド)」に注目が集まっています。今回はロボアドの中でも、2018年6月にテレビCMを開始した「ウェルスナビ」の特徴と運用実績を紹介します。

ロボットアドバイザー(ロボアド)とは?

近年、話題となっているロボットアドバイザー(ロボアド)は、投資の運用をロボット(人工知能)を活用して、リスク許容度を判断し、投資先の対象資産や銘柄(ポートフォリオ)を自動で最適化してくれるサービスです。

これまでの投資は、ご自身で投資先について調査を行い、投資を行う銘柄を決めた上で運用を行います。運用中は、状況に応じてご自身で組み入れている資産や銘柄を見直しを行う必要がありました。

ただ、この一連の作業はこれまで投資と縁がなかった初心者層の方にとっては、難しいと思われる作業内容でもありました。そこで、これらの作業をすべて自動化し、誰もが気軽に資産形成のサポートを行うサービスとして登場しました。

ロボアドについての詳細は以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

近年、投資を自動的に運用できるサービスとして「ロボアドバイザー(ロボアド)」が話題となっています。これまで、投資を始めるには経済や金融に関する知...

ウェルスナビはたったの6問の質問に回答するだけで始められる!

https://www.wealthnavi.com/

ウェルスナビで運用を始めるには、ウェルスナビのホームページより、あらかじめ用意した6問の質問に回答する必要があります。この6問の質問に回答することで、ご自身のリスク許容度を判断し、最適な運用ポートフォリオを提案してくれます。

質問内容は以下について問われます。

1.年齡
2.年収
3.金融資産額
4.毎月の積立額
5.資産運用の目的
6.株価が20%下落した時の対応

https://www.wealthnavi.com/

この6問の質問に回答すると、回答内容に基づいて自動的にリスク許容度が判断されます。リスク許容度は、リスク許容度が低い「1」からリスク許容度が高い「5」までのランクがあります。

https://www.wealthnavi.com/

また、自動で提案したいリスク許容度について、細かい内容を変更したいと考えた場合は、「詳細設定」ボタンをクリックして、変更したい箇所を調整できます。

ウェルスナビ公式サイト

初期投資額はたったの10万円から!

2018年7月時点で初期投資額として最低10万円が必要になります。元々は30万円となっていましたが、投資をこれまでに行ったことが無い方でも気軽に始められるように初期投資額が引き下げられました。

運用効率を高めるためには、ある程度まとまった資金があるのが望ましく10万円は最低ラインであると言えます。ただ、10万円は用意出来ないという方は、同じくウェルスナビが提供しているおつり投資である「マメタス」であれば1万円の入金ではじめることが出来ます。

マメタスについての詳細は以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

https://www.wealthnavi.com/mametas 近年では普段のお買い物で投資ができるサービスが話題となっています。あ...

投資対象は世界のETF7銘柄に分散投資

ウェルスナビは、海外の証券取引所に上場している上場投資信託(ETF)7銘柄に分散して投資を行います。

上場投資信託(ETF)とは、日経平均株価やNYダウといった株式指数に連動するように銘柄を複数構成した投資信託を、株式の売買を仲介する証券取引所に流通した投資商品です。

普段耳にする「日経平均株価」や「東証株価指数(TOPIX)」といった指数は、平均的な株価の値動きや全体的な株価の値動きを把握するのに役立ちますが...

ウェルスナビの運用で活用しているETFの資産クラスとしては、米国株・日欧株・新興国株・米国債券・物価連動債・金・不動産を対象に投資を行い、バンガード社のETFやブラックロック社のETFといった合計7本のETFを活用して運用を行います。

上場投資信託(ETF)は、特定の指数に連動した値動きを行い、証券取引所を通じて売買できる投資信託ですが、その中でも世界中の個人投資家から指示を集...

それぞれのETFの構成割合は、リスク許容度に応じて構成割合が異なります。例えば、リスク許容度が低い場合は価格変動を抑えた運用が望ましいと言えますので債券を中心とした構成となります。一方で、リスク許容度が高い場合は価格変動が大きいがそれなりのリターンが期待できる株式の割合が高いポートフォリオ構成となります。

運用時の手数料は年率1%以下

ETFのメリットとしては、指数に連動することから運用上のコストを低く抑えられるメリットがあります。一般的な投資信託の場合は、組み入れる銘柄を調査する銘柄を入れ替えるなど手間が発生しますのでコストが高めになる傾向があります。

日本取引所グループによると、ETFの運用コスト(信託報酬)は0.060%~0.950%としており、一般的な投資信託のコスト0.100%~1.650%に比べると、低くなっているのがわかります。

ウェルスナビでは、できるだけ低コストに運用を実現するために、運用しているETFのコストとウェルスナビのシステムに係る費用をあわせて、運用手数料は1%に設定されています。ただし、運用資産総額が3,000万円以上であれば0.5%となります。

毎月1万円から積立投資が可能!

ウェルスナビは、初期投資額の10万円から更に、毎月1万円以上1円単位で積み立てができます。積み立て投資では毎月貯蓄同様の間隔で運用ができることに加え、ドルコスト平均法によって購入タイミングと時間を分散することで、初回にまとまった資金を投資したのに比べると、価格変動のリスクを抑えながら、長期的に資産形成ができるメリットがあります。

自動で税金の最適化を行ってくれる

ウェルスナビでは、ロボットが自動的に運用を行いますが、運用状況に応じてポートフォリオ構成のバランスを調整するために、組み入れ銘柄の中から自動で売買を行います。売却して運用益が発生した場合、所得税と住民税合わせて20.315%が発生します。

一方で、ポートフォリオの中に損失が発生した銘柄があった場合、その銘柄を売却数と同数量買い付けることで税金の支払いを繰り延べすることができる自動税金最適化(DeTAX)に対応しています。

ウェルスナビでは、税優遇制度である少額投資非課税制度(NISA)での取引に対応しておらず、売買を自動で行うため知らぬ間に支払う所得税が増えているという心配も不要で、税金に関わるコストを抑えながら運用することも可能です。

ウェルスナビの運用実績

ウェルスナビでは、2016年1月19日から2018年6月30日までの運用実績を公開しています。リスク許容度1から5までを初期投資額100万円で初めて、毎月3万円を積み立てた場合、元本は187万円となりますが、それぞれの円建てでのリターンは以下となります。

リスク許容度 資産評価額 リターン
1 197万円 +5%
2 206万円 +10%
3 212万円 +14%
4 219万円 +17%
5 224万円 +20%

https://www.wealthnavi.com/

また、仮に1992年から同社の推奨ポートフォリオで運用した場合の、過去のシミュレーションも公開しています。過去にITバブルやリーマショックなど大きく株価が下落する場面がありましたが、リスク許容度3において、1992年1月に100万円で開始して毎月3万円を積み立てた場合、元本は1,000万円となりますが、2,457万円と+146%増加となっています。

ウェルスナビでは、短期的な利益を狙うものではなく、長期的にコツコツと積み立てて運用していくことがリターンを大きくする秘訣であることがわかります。これまで投資が難しいと考えていた方でも、ウェルスナビの自動運用を活用することで、確実な資産形成をサポートしてくれるサービスであると言えます。

ウェルスナビ公式サイト

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