少額投資非課税制度(NISA)の子供版である「ジュニアNISA」は、子供の将来の資産形成を目的として設立された税優遇制度です。ジュニアNISAでも個別株や投資信託などで運用が可能ですが、実際に運用したいと思ってもどのようにして銘柄を選ぶべきかわからないという方は多いかと思います。今回はジュニアNISAで銘柄を選ぶ方法をお伝えします。
ジュニアNISAとは?
ジュニアNISAとは、2016年度より始まった少額投資非課税制度(NISA)を子供向けにカスタマイズし、年間80万円までの投資で得た売却益と配当金が最長5年間非課税となる制度です。
対象年齡は0歳から19歳で、5年を経過しても翌年にロールオーバーが可能となっています。原則として18歳になるまで払い戻しができず、自己都合により払戻しを行った場合非課税となりませんので注意が必要です。
運用可能な対象投資商品は以下の通りで、通常のNISAと同様です。
1.国内個別株
2.海外個別株
3.投資信託
4.国内上場投資信託(ETF)
5.海外上場投資信託(ETF)
6.上場投資証券(ETN)
7.国内不動産投資信託(国内REIT)
8.海外不動産投資信託(海外REIT)
9.新株予約権付社債
子供が小さい内はインデックス型の投資信託でバランス運用がおすすめ
ジュニアNISAは、子供の資産形成を後押しする税優遇制度ですので、運用の主体となるのはあくまでも子供となります。親は子供の意見に対して的確なアドバイスを行い運用の手助けをする役割となります。そのため、基本的にジュニアNISAで運用する銘柄は子供が選ぶべきであると考えています。
ただ、0歳から5歳の場合、子供自身が何か好きなことやものが明確となっておらず、投資の判断をすることは不可能です。また、親戚からお年玉など貰える金額も少ないため、個別株などある程度の資金が必要となる投資商品や銘柄はおすすめできません。
そこで最適なのが、日経平均株価といった指数に連動するインデックス型の投資信託を活用して積み立てで運用していくことをおすすめします。
インデックス型の投資信託は指数に連動するため、低コストでの運用が可能になるほか、貯金と同様に積み立てでの運用も可能となっていますので、投資資金が少なくても、SBI証券や楽天証券などのネット証券を活用することで、たったの100円から積み立ても可能です。
投資信託の選び方については、以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
子供が少し大きくなったらいろんな体験をさせてあげることが重要
投資先を選ぶには、子供に好奇心を向上させて興味を持つものを増やしていくことが最優先となります。
そのため、休日に家族で工場見学に行ってみる、博物館などにでかけてみて、多くの経験をさせてあげることが重要であると考えます。
筆者自身は子供は居ないのですが、夏季休暇を利用して大宮の鉄道博物館にでかけてきました。詳細については以下、自身のホームページで紹介しましたが、鉄道の展示以外にも鉄道業務を体験できるコーナが新たに設置されているなど内容が充実していました。
筆者はこれまでの会社員としての仕事選びや、現在投資家として投資先の選別には、子供の頃の体験がすごく大きな影響を及ぼしていることを、この年になってしみじみと感じています。
大宮にある鉄道博物館を見学してきました
子供が好きなものなどから投資先を選別
子供が少し大きくなり好きなものやサービスが出てきた場合、その情報を手がかりに個別株などを選別して投資するのも良いかと思います。
投資を行う前には、しっかりと子供に「投資とは何か?」、「会社はなぜ株を発行するのか」といった投資の基礎的なことを教え、自分のお金がどういうことに使われているのかをしっかりと理解させた上で、実際に投資する銘柄を選ぶと良いでしょう。
投資と株については以下の記事で解説していますので、ここで記載されている内容を元に子供にわかりやすく教えてあげるのも良いでしょう。
投資についてある程度理解できたら、子供が好きなものなどからヒントを得て銘柄を選定すると良いでしょう。例えば車が好きであれば自動車メーカーや自動車部品メーカー、電子部品メーカーなどがあります。鉄道が好きであれば鉄道会社や車両製造メーカー、部品メーカー、保守機器メーカーなど一つの分野でもたくさんの企業が協力しあって一つのサービスが構築されていますので、視野を広げて探すのが良いかも知れません。
投資先を選別するのは、単純に値上がりしそうな銘柄を選ぶ傾向にありますが、そうではなく、これまでの体験に基づくことも多いのも事実です。そのため、子供だけではなく大人でも普段から視野を広げて積極的に様々な体験をしてみることが重要です。

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