日経平均株価に連動する上場投資信託(ETF)8銘柄を徹底比較!

普段ニュース等で耳にする日経平均株価といった指数に連動する運用成績を目指す投資商品として上場投資信託(ETF)があります。日本を代表する株価指数である日経平均株価に連動する上場投資信託(ETF)8銘柄を比較して紹介します。

上場投資信託(ETF)とは?

上場投資信託(ETF)とは、Exchange Traded Fundsの略で、日本語で言うと「上場投資信託」といいます。投資信託は複数の銘柄や資産を組み合わせて運用する投資商品ではありまあすが、この投資商品を証券取引所に上場させることで、市場価格でリアルタイムで売買することができます。

現在国内で上場しているETFは、日経平均株価や東証株価指数といった特定の指数に連動するインデックス型となっています。そのため、運用する際に発生するコストが低く抑えられる他、運用者にとっても、個別銘柄を発掘する手間を省け、市場全体に投資できますので分散投資できるメリットがあります。

ETFの詳細については以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

普段耳にする「日経平均株価」や「東証株価指数(TOPIX)」といった指数は、平均的な株価の値動きや全体的な株価の値動きを把握するのに役立ちますが...

日経平均株価に連動するETF8銘柄

2018年11月時点で東京証券取引所に上場している日経平均株価に連動するETFは8銘柄あります。

日経平均株価に連動するETFの中でも運用会社が異なるほか、運用会社に支払う運用管理手数料である信託報酬が異なります。ただし、日経平均株価に連動するため、多少指数と乖離する場合もありますが、株価の推移については大幅な相違はありません。

また、ETFを運用する場合においては、証券会社を通じて購入する必要があります。売買については証券取引所が仲介しますので、一般的な個別株と同様に、証券会社が定めた売買手数料を支払う必要があります。

そのため、ETFを運用する場合は、各ETFの信託報酬と証券会社における売買手数料をしっかりと確認した上で、銘柄を選定することが重要となります。

信託報酬の比較

東京証券取引所に上場している日経平均株価連動型のETFの信託報酬は0.22%から0.14%程度に設定されています。特に、長期運用する場合は信託報酬が低いETFを選定することをおすすめします。例えば、0.22%と0.14%を10年間運用した場合のトータルで支払う信託報酬は、前者が2.2%になるのに対して、後者が1.4%となり約1%の差が発生します。

上記8銘柄の中で信託報酬が安いのは、ブラックロック・ジャパンが運用している「iシェアーズ・コア 日経225 ETF 」が0.105%、三井住友アセットマネジメントが運用している「SMAM 日経225上場投信 」が0.14%、三菱UFJ国際投信が運用している「MAXIS 日経225上場投信」が0.17%となります。

分配金利回りの比較

ETFは、年に1回もしくは2回決算を行います。その際に運用で得た収益を分配金として支払います。分配金は1口あたりの金額で計算され保有口数に応じて支払われます。

2018年10月時点における日経平均株価に連動する8本のETFの内、分配金利回りが高い銘柄上位3本は、三井住友アセットマネジメントが運用するSMAM日経225上場投信で分配金利回りは1.85%となります。続いて、大和証券投資信託委託が運用するダイワ上場投信ー日経225の1.73%、野村アセットマネジメントの日経225連動型上場投資信託の1.55%となります。

分配金利回りが高いSMAM日経225上場投信は、毎年4月8日と10月8日の年2回決算を行います。直近に支払われた分配金は1口あたり406円支払われました。

ダイワ上場投信ー日経225と日経225連動型上場投資信託は、前者が毎年7月10日、後者が7月8日の年1回の決算となっており、直近で支払われた分配金は1口あたり、前者が389円、後者が350円支払われています。

ただし、分配金利回りは将来的な運用状況によって変わってきますので、分配金利回りだけを見て運用銘柄を選択するのではなく、信託報酬や後ほど紹介する証券会社の売買手数料を優先的に考慮すべきであると言えます。

運用パフォーマンスの比較

運用パフォーマンスを比較してみると、日経平均株価に連動する運用となるため、すべての銘柄において大きなパフォーマンスの差は無いと言えます。

ETFは現物の株式を保有して運用を行いますので、異なる銘柄でどうしても僅かなパフォーマンスの差は出てしましますが、運用においては日経平均株価の値動きに着目して運用を行うと良いでしょう。

運用パフォーマンスについても将来的な相場変動などにおいて期待できるパフォーマンスが得られるとは限りませんのでその点は留意した上で運用をおこなうことが重要です。

楽天証券とSBI証券でETFの売買手数料が無料

日経平均株価に連動する8本のETFを比較しましたが、信託報酬の安さと分配金利回り、運用パフォーマンスをトータルで考慮した場合、三井住友アセットマネジメントのSMAM日経225上場投信が運用を行う上ではバランスが良いと言えます。

ETFは信託報酬や分配金利回り、運用パフォーマンス以外に考慮すべき点として、証券会社における売買手数料に関わるコストを考慮する必要があります。以下の記事でも記載しましたが現在、ネット証券を中心にETFの流動性を高めるべく特定のETFの売買手数料を無料で売買可能となっています。

https://investment.takamichiyoshikawa.jp/2018/11/07/free-etf/

楽天証券では、三菱UFJ国際投信が運用するMAXISシリーズのETFを中心に売買手数料を無料としています。日経平均株価に連動するETFでは、これまで紹介した「MAXIS日経225上場投信」の売買手数料が無料となります。

楽天証券公式サイト

SBI証券では、期間限定ではありますが、2018年11月から3ヶ月限定で野村アセットマネジメントが運用するETFの売買手数料を無料としており、その中で日経平均株価に連動する「日経225連動型上場投資信託」の売買手数料が無料となります。

SBI証券公式サイト

2018年11月時点において株式相場は低調な状況が続いていますが、ネット証券を活用することで売買手数料を抑え、かつ、ETFに安く購入できる絶好の機会であると言えます。

上場投資信託(ETF)投資におすすめな証券会社
サクソバンク証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券
ETF銘柄数 米国:約1000銘柄
欧州:約1700銘柄
香港:約70銘柄
国内:221銘柄
外国:約300銘柄
国内:221銘柄
外国:約300銘柄
国内:221銘柄
外国:約300銘柄
売買手数料 米国:0.025%
欧州:0.1%
香港:0.25%
国内:50円~
米国:0.45%
中国:0.26%
韓国:0.9%
国内:50円~
米国:0.45%
中国:0.26%
国内:50円~
米国:0.45%
中国:0.26%
無料ETF 9銘柄 9銘柄 27銘柄

上場投資信託(ETF)を活用して投資する場合、ETFの取扱銘柄数と売買手数料のやすさを考慮して選ぶことが重要です。

サクソバンク証券

サクソバンク証券はデンマークの投資銀行サクソバンク傘下の証券会社で外国株式の取り扱いに強みがあります。同社は海外市場に上場しているETFを約2700銘柄取り扱っています。米国市場に上場しているETFであれば、売買手数料は0.025%と安価に売買できます。

サクソバンク証券公式サイト

SBI証券

SBI証券では、東京証券取引所に上場しているETFに加え、外国市場に上場しているETF約300銘柄を扱っています。売買手数料は国内は5万円までは50円で取引できる他、米国のバンガード社やブラックロック社といった対象の9銘柄のETFを活用することで買付手数料無料で利用できます。

SBI証券公式サイト

楽天証券

楽天証券では、東京証券取引所に加え、米国と中国、シンガポール市場に上場しているETFを約300銘柄以上扱っています。売買手数料は国内であれば5万円まで50円で取引できる他、米国のバンガード社やブラックロック社、ゴールドマンサックスアセットマネジメント社が運用している合計9社のETFが無料で買付できます。

楽天証券公式サイト

マネックス証券

マネックス証券では、東京証券取引所に加え、米国と中国市場に上場しているETFを約300銘柄以上扱っています。売買手数料は10万円以下は100円、米国市場は約定代金の0.45%、中国市場は約定代金の0.25%で取引できます。外国ETFのウィズダムツリー社が提供しているETF、27銘柄を対象に無料で売買が可能となっています。

マネックス証券公式サイト

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