ダウ平均株価(NYダウ)に連動する上場投資信託(ETF)を徹底比較

米国市場全体に投資したい場合は米国の株価指数に連動する上場投資信託(ETF)を活用することです。その中でも、米国を代表するダウ平均株価(NYダウ)に連動するETFの活用もその選択肢です。今回は国内から投資できるダウ平均株価(NYダウ)に連動するETFを紹介します。

ダウ平均株価(NYダウ)とは?

国内でも新聞やテレビなどでよく耳にするダウ平均株価(NYダウ)は、米国を代表する株式指数です。正式にはダウ・ジョーンズ工業株価平均という名称で、国内ではダウ平均株価もしくはNYダウと呼ばれています。

ダウ平均株価(NYダウ)はニューヨーク証券取引所もしくはナスダック市場に上場している銘柄のうち30銘柄の平均値動きを指数化したものです。日本では日経平均株価と同様の平均算出の指数で、日経平均の場合は225銘柄となっています。

ダウ平均株価(NYダウ)に組み入れられている銘柄はApple(APPL)や3M(MMM)、ゴールドマン・サックス(GS)など、日本国内においても知名度や事業展開を行っている企業も多く組み入れられています。

ダウ平均株価(NYダウ)は、2019年2月9日時点では2万5,000ドル前後で推移しています。リーマンショック後は最安値6469ドル96セントまで下落していますが、その後は約4倍まで上昇しており、全体的に右肩上がりで推移しています。

指数の概要については以下の記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧ください。

米国の株式市場を代表する指数として「NYダウ」があります。日本では2018年1月3日に紹介した「日経平均株価」が代表的な指数として普段のニュース...

国内の証券取引所からはETF2銘柄が取引可能

ダウ平均株価(NYダウ)は米国の指数でありますが、案外NYダウに連動したETFは少ないのが現状です。

日本の証券取引所に上場しているETFにおいては2銘柄となっており、野村アセットマネジメント投信が運用している「NEXT FUNDSダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546)」、シンプレクス・アセット・マネジメントが運用している「Simple-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信(1679)」となっています。

NEXT FUNDSダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(1546)

NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信(NYダウ30投信)は、円換算で運用されているダウ平均株価(NYダウ)に連動するETFです。

2019年3月9日時点においては2万8,000円前後で取引されています。取引単位は1口単位となっており、2万円から3万円程度で売買が可能です。

運用管理手数料に該当する信託報酬は0.468%に設定されています。

同ETFは分配金も支払われており、分配金権利日は毎年8月10日の年1回の支払いです。直近では1口あたり373円の支払い実績があります。分配金利回りは1%前後です。

Simple-X ダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信(1679)

Simple-X ダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信(シンプレクスNYダウ)もダウ平均株価(NYダウ)に連動するETFで、国内の証券取引所を通じて売買できます。

2019年3月9日時点において、2万5,470円前後で取引されています。売買単位は10口単位となっており、投資額は20万円から30万円程度の資金が必要となります。

運用管理手数料に該当する信託報酬は0.54%に設定されています。

一方で、同ETFは分配金の支払いが行われておらず、単純に値上がり益を追求するETFとなりますので注意が必要です。

海外の証券取引所で売買できるSPDRダウ工業株平均ETF(DIA)

NYダウに連動するETFで、海外の証券取引所(NYSEアーカ取引所を通じて売買できる銘柄として世界最大の運用会社であるステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズが運用するSPDRダウ工業株平均 ETF (DIA)があります。

こちらは外国株と同様の取り扱いとなりますので、外国株式を専門に取り扱っているサクソバンク証券の他、ネット証券SBI証券楽天証券マネックス証券を通じて取引を行うことになります。

2019年3月9日時点において、254ドル71セント前後で取引が行われています。売買単位は外国株となりますので1口単位で取引が可能です。

運用管理手数料である信託報酬を含む経費率は0.17%と低水準に設定されています。

特筆すべき点として、同ETFは毎月決算により毎月定期的に分配金が支払われているのが特徴です。直近の2月14日には1口あたり0.698ドルの分配金が支払われています。分配金利回りは2019年3月9日時点で2%前後となっています。

長期運用は「SPDRダウ工業株平均 ETF(DIA)」が最適

ダウ平均株価(NYダウ)全体に長期的に運用したいと考えた場合は、信託報酬が安いことと定期的に分配金が支払われていることが重要です。特に信託報酬は低ければ低いほど、手元に残る金額も大きいものとなります。

そのため、外国の証券取引所を通じて売買することに抵抗が無いのであれば、「SPDRダウ工業株平均 ETF」が経費率0.17%なっており最も最適であると言えます。同ETFはNYSEアーカ取引所に上場していますので、予め米ドルを用意もしくは円からドルに換えた上で取引が必要となります。為替の水準など適切に判断する必要があります。

サクソバンク証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券
ETF銘柄数 米国:約1000銘柄
欧州:約1700銘柄
香港:約70銘柄
国内:221銘柄
外国:約300銘柄
国内:221銘柄
外国:約300銘柄
国内:221銘柄
外国:約300銘柄
売買手数料 米国:0.025%
欧州:0.5%
香港:0.25%
国内:50円~
米国:0.45%
中国:0.26%
韓国:0.9%
国内:50円~
米国:0.45%
中国:0.26%
国内:50円~
米国:0.45%
中国:0.26%

証券会社については、外国株式を専門に取り扱っているサクソバンク証券であれば、手数料を抑えた上で取引することが可能です。

売買手数料は約定代金の0.025%と国内のネット証券0.45%に比べて低く抑えられています。さらに、米国上場のETFを約1000銘柄取り扱っており、国内では取り扱いが無いETFの取引も可能です。

サクソバンク証券公式サイト

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