米国を代表する株式指数として「ダウ平均株価(NYダウ)」と「ナスダック総合指数」の2つがありますが、両者は似て異なるものです。今回は米国株式市場で用いられる2つの指標の違いを詳しく解説します。
ダウ平均株価(NYダウ)は米国の代表的な30銘柄の平均値動きを示したもの
ダウ平均株価(NYダウ)の値動き
ダウ平均株価(NYダウ)は、正式にはダウ・ジョーンズ工業株価平均と呼ばれていますが、こちらは米国の代表的な30銘柄の平均値動きを示した指数となります。
日本で言うと、日経平均株価に近い指数で、ニューヨーク証券取引所に上場している銘柄、および、ナスダック市場に上場している銘柄で構成されています。
そのため、ダウ平均株価(NYダウ)は上場市場を限定しておらず。米国のみならず世界的に大きく事業展開を行っている30銘柄を厳選し、業種のバランスを考慮して組み入れられています。
元々は、工業系の銘柄を中心にニューヨーク証券取引所に上場する12銘柄で構成されていましたが、1928年に現在の30銘柄となりました。近年では、産業構造が情報化社会へと進展したことで、工業にとどまらず、サービス業や情報通信業なども組み入れられるようになりました。
それに伴い、ナスダック市場に上場する銘柄は1999年11月より組入の対象となり、Microsoft(MSFT)やApple(APPL)、CISCO Systems(CSCO)、Intel(INTE)が組み入れられています。
NYダウについての詳細は以下の記事を合わせてご覧ください。
ナスダック総合指数はナスダック市場に上場している全銘柄を指数化したもの
ナスダック総合指数の値動き
ダウ平均株価(NYダウ)は米国を代表する30銘柄の平均値動きを指数化したものに対して、ナスダック総合指数は、ナスダック市場に上場している全銘柄を対象に時価総額加重平均して算出した指数です。
そのため、ナスダック市場に上場している銘柄の動向を知る場合に用いられます。また、ナスダック市場は先程のMicrosoft(MSFT)の他、Amazon(AMZN)、Googleの持株会社Alphabet(GOOG)など、先進的なハイテク銘柄が多く上場していますので、ハイテク市場の動向を知るためにもこの指数が用いられます。
ナスダック総合指数の詳細については以下の記事で解説していますので合わせてご覧ください。
米国代表企業の動向とハイテク企業の動向で使い分け可能
ダウ平均株価(NYダウ)は、米国のニューヨーク証券取引所とナスダック市場に上場している代表的な30銘柄で構成されていることから、米国の代表的な企業の動向を知る指数として活用できます。
ナスダック総合指数は、ナスダック市場に上場するすべての銘柄で構成されており、ハイテク企業の割合も6割と多いため、ハイテク企業の動向を知る指数として活用できると言えます。

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