過去10年で株価3倍!長期資産形成が期待できるS&P500に連動する上場投資信託(ETF)を紹介

米国を代表する株価指数「S&P500」は、上場投資信託(ETF)の連動指数としても多く活用されています。S&P500に連動するETFを活用することで分散して上で米国の成長をまるごと取り込み長期的な資産形成も期待できます。今回はS&P500に連動するETFを紹介します。

S&P 500とは

過去10年間のS&P500の値動き

S&P 500とは、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出している株価指数で、正式には「Standard & Poor’s 500 Stock Index」と呼びます。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダック取引所(NASDAQ)、NYSE American(旧アメリカン証券取引所)の3つの市場に上場している500銘柄を基に算出している、時価総額加重平均型株価指数です。

1957年3月より算出されて以降、2019年の運用総額は9兆9千億ドルを超えています。算出開始時は10で始まりましたが、2019年4月26日時点で2929.11と過去最高値となっています。近年ではリーマンショックや米中貿易摩擦の懸念で昨年12月に大きく下げましたが、過去10年間見てみると約3倍上昇しており、米国経済の成長期待は高く、今後もさらなる成長により長期資産形成にも期待できます。

S&P500は、米国を代表する株価指数であることから、複数の株式銘柄を組み入れた上で証券取引所に上場して市場価格で売買できる「上場投資信託(ETF)」の連動指数としても活用されています。個別銘柄に投資するのと比べてS&P500に組み入れている500銘柄に分散した投資が可能となっている他、米国全体の成長を取り込みことができます。

米国の著名投資家であるウォーレン・バフェット氏もS&P500への分散投資して長期保有することで確実な資産形成ができるとしており、多くの投資家から重要な指数となっています。

米国を代表する株式指数としてダウ平均株価やナスダック総合指数についで知名度がある「S&P 500」があります。S&P 500は米...

東京証券取引所では3銘柄が売買可能

iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF SPDR S&P500 ETF 上場インデックスファンド米国株式
証券取引所 東京証券取引所 東京証券取引所 東京証券取引所
証券コード 1655 1577 2521
基準価格(※1) 2750円前後 3万8,700円前後 1,300円前後
取引単位 1口 1口 10口
信託報酬率 0.075% 0.095% 0.066%
分配金利回り(※2) 1.50% 1.54% 0.65%
分配金支払い基準日 2月、8月 3月、6月、9月、12月 1月

(※1)1口当たりの基準価格
(※2)2020年12月18日時点

国内から東京証券取引所を通じてS&P500に連動するETFが売買できる銘柄は3銘柄あります。ブラックロック社の「iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(1655)」、ステート・ストリートの「SPDR S&P500 ETF(1557)」、日興アセットマネジメントの「上場インデックスファンド米国株式(S&P500)為替ヘッジあり(2521)」の3銘柄です。

以下の3銘柄は国内の主要な証券会社で購入できる他、SBI証券楽天証券マネックス証券などネット証券を活用することで売買手数料を抑えた取引が可能です。

iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(1655)

iシェアーズ S&P 500 米国株 ETFの直近の値動き

iシェアーズ S&P 500 米国株 ETFは、米大手運用会社ブラックロックが運用している「iシェアーズ・コア S&P 500 ETF(IVV)」の、円建てで取引が可能なETFです。後述していますが、米国市場でIVVとして上場しているETFの日本版です。

取引単位は1口単位となっており、2,000円~3,000円で取引が可能です。運用管理手数料に該当する信託報酬は0.075%に設定されています。

分配金権利日は毎年2月9日、8月9日の年2回決算を行い、分配金利回りは1.5%前後です。

SPDR S&P500 ETF(1557)

SPDR S&P500 ETFの過去5年間の値動き

SPDR S&P500 ETFは、米大手運用会社であるステート・ストリートが運用するS&P500連動型のETFです。同社は後述の通り、米国市場でもティッカー「SPY」として上場していますが、国内でも東京証券取引所を通じて円建てで取引が可能です。

売買単位は1口単位で、3万円前後から取引が可能です。信託報酬は0.0945%と低コストで運用が可能なのも大きな特徴です。

分配金権利日は、決算となる3月、6月、9月、12月の第3金曜日から1営業日後に設定されており、年に4回分配金が支払われます。分配金利回りは1.54%前後となっています。

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)為替ヘッジあり(2521)

上場S&P500米国株の直近の値動き

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)為替ヘッジあり(以下、上場S&P500米国株)は、日興アセットマネジメントが運用する為替ヘッジありのS&P500に連動するETFです。

1口あたり1300円前後で取引されており、売買単位は10口単位となります。最低でも1万円前で取引が可能です。信託報酬は0.066に設定されています。

分配金は毎年1月20日に決算が行われた後の年1回の支払いとなります。分配金利回りは0.65%前後となります。



米国市場で上場している上場投資信託

バンガード S&P 500 ETF iシェアーズ S&P 500  ETF SPDR S&P500 ETF
証券取引所 NYSE Arca NYSE Arca NYSE Arca
証券コード VOO IVV SPY
基準価格(※1) 340米ドル前後 373米ドル前後 372米ドル前後
取引単位 1口 1口 1口
信託報酬率 0.030% 0.075% 0.095%
分配金利回り(※2) 1.54% 1.50% 1.54%
分配金支払い基準日 3月、6月、9月、12月 2月、8月 3月、6月、9月、12月

(※1)1口当たりの基準価格
(※2)2020年12月29日時点

米国市場においてS&P500に連動するETFは様々な銘柄がありますが、その中でも国内から取引できるETFは、バンガード者の「バンガードS&P500 ETF(VOO)」と、ブラックロック社の「iシェアーズ S&P 500  ETF(IVV)」、ステート・ストリート社の「SPDR S&P500 ETF(SPY)」があります。

米国市場に上場しているETFはサクソバンク証券SBI証券楽天証券マネックス証券など外国株式を取り扱っているネット証券を活用することで国内からでも取引が可能です。

バンガードS&P500 ETF(VOO)

バンガードS&P500ETF(VOO)の過去2年間の値動き

海外市場では、低コストのETFで有名なバンガード社が運用している「バンガード S&P500 ETF(VOO」があります。

1口あたり300ドルで取引されています。売買単位は1口単位で可能で、日本円に換算すると3万円前後で取引が可能です。分配金は毎年3月、6月、9月、12月の四半期ごとに支払われます。分配金利回りは1.54%です。

iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV)

iシェアーズ S&P 500 ETF(IVV)は、米大手運用会社ブラックロックが運用しているETFです。前述していますが、当ETFは日本市場にて「iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF」として上場しています。

取引単位は1口単位となっており、375ドル前後で取引が可能です。運用管理手数料に該当する信託報酬は0.075%に設定されています。分配金権利日は毎年2月9日、8月9日の年2回決算を行い、分配金利回りは1.5%前後です。

SPDR S&P500 ETF(SPY)

SPDR S&P500 ETFは、米大手運用会社であるステート・ストリートが運用するS&P500連動型のETFです。同社は前述の通り、日本市場でも上場しています。

売買単位は1口単位で、372米ドル前後から取引が可能です。信託報酬は0.0945%と低コストで運用が可能なのも大きな特徴です。

分配金権利日は、決算となる3月、6月、9月、12月の第3金曜日から1営業日後に設定されており、年に4回分配金が支払われます。分配金利回りは1.54%前後となっています。


S&P500連動型ETFの取引におすすめできる証券会社

サクソバンク証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券
ETF銘柄数 米国:約1000銘柄
欧州:約1700銘柄
香港:約70銘柄
国内:221銘柄
外国:約300銘柄
国内:221銘柄
外国:約300銘柄
国内:221銘柄
外国:約300銘柄
売買手数料 米国:0.2%
欧州:0.1%
香港:0.25%
国内:50円~
米国:0.45%
中国:0.26%
韓国:0.9%
国内:50円~
米国:0.45%
中国:0.26%
国内:50円~
米国:0.45%
中国:0.26%

今回紹介したS&P500連動型ETFは、外国株式を専門に取り扱っているサクソバンク証券の他、国内の主要ネット証券であるSBI証券楽天証券マネックス証券で取り扱っています。

ネット証券でありますので売買手数料も安く抑えられる他、取扱銘柄数も多いのが特徴です。サクソバンク証券では米国上場のETFは1,000銘柄以上扱っている他、SBI証券や楽天証券、マネックス証券でも300銘柄程度扱っています。

SBI証券や楽天証券では、バンガードS&P500 ETF(VOO)が無料で購入可能となっており、取引手数料を抑えて取引ができます。

外国口座でもサクソバンク証券を除き3社ともに少額投資非課税制度(NISA)が利用可能で、NISA口座を利用することで買付手数料が無料になるなど、お得に投資が始められます。

取引手数料はサクソバンク証券が米国市場は約定金額に対して0.2%に設定している他、SBI証券、楽天証券、マネックス証券は0.45%、国内であればSBI証券と楽天証券が約定代金100万円までであれば50円~486円、マネックス証券は100円~1,000円で取引できます。

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