分散投資先として検討したい、欧州株式市場の概要と特徴を解説

株式投資を行うにあたり投資先の国を分散することも重要です。日本に加え投資先として検討したい市場として欧州市場があります。今回は欧州株式市場の概要と特徴を解説します。

欧州市場は世界的に展開している伝統的な企業が多い

日本国内において株式投資を行う場合、多くの方が日本市場を対象に投資されている方が多いのが現状ですが、近年では米国株式市場も注目が集まってきています。

一方で、欧州株式市場については、あまり国内では証券会社の取り扱いが少ないなど、投資機会が少ないのが現状ですが、株式投資を行う上で分散投資先としても、国際的に展開している伝統的な企業も多く、投資先としては米国株式市場についで魅力がある市場であります。

例えば、一般消費財の英蘭ユニリーバ(ULVR.L)、自動車のダイムラー(DAI.F)やBMW(BMW.F)など、欧州においても世界的に知名度が高い企業は多くあります。

欧州株式市場はほぼ右肩上がりで推移

欧州株式市場というと、対象が広くなりますが、欧州の中でも主力な市場として英国(ロンドン証券取引所)とドイツ(フランクフルト証券取引所)、フランス(パリユーロネクスト)の3カ国の証券取引所が欧州市場を牽引しています。

ロンドン証券取引所

ロンドン証券取引所(LSE)は英国のみならず欧州株式市場を代表する証券取引所で、株式売買の歴史の中で最も歴史があります。

取引時間は現地時間8時00分から16時30分(日本時間17時00分から翌1時30分、サマータイム:16時00分から翌0時30分)となり、1株単位で売買することができます。

ロンドン証券取引所の主要な株式指数として英FinancalTimesと共同で算出している「FTSE100指数」があります。FTSE100指数は2000年移行やや乱高下することが増えていますが、ほぼ右肩上がりで推移しています。

英国を代表する株式指数として「FTSE100」があります。世界的には米国のNYダウやS&P500、NASDAQに次いで主要な指数として株...



フランクフルト証券取引所

フランクフルト証券取引所はドイツを代表する証券取引所で、こちらも欧州市場を牽引する証券取引所となります。

取引時間は現地時間9時00分から17時30分(日本時間17時00分から翌1時30分、サマータイム16時00分から翌0時30分)で、1株単位で売買できます。

フランクフルト証券取引所の主要な指数として「DAX指数」があります。DAX指数も先程のFTSE100とほぼ同等の値動きをしており、2000年以降乱高下していますが、ほぼ右肩上がりで推移しています。

ドイツは工業国として欧州経済を牽引しており、欧州市場に投資する場合においてドイツ市場の動向も重要です。今回はドイツ市場を代表する株価指数「ドイツ...

パリ・ユーロネクスト

パリ・ユーロネクストは、フランスを代表する証券取引所です。2000年にパリとアムステルダム、ブリュッセルの3つの証券取引所が合併しユーロネクストとして発足しました。さらに、2006年にはニューヨーク証券取引所と合併し、世界最大の証券取引所として現在に至っています。

パリ・ユーロネクストの取引時間は、現地時間9時00分から17時30分 (日本時間17時00分から翌1時30分、サマータイム16時00分から翌0時30分)で、1株単位で売買できます。

主要な指数として「CAC40指数」があります。CAC40 指数は、FTSE100指数とDAX指数と比べると、値動きが激しいですが、それでもほぼ右肩上がりで推移しています。

フランスを代表する株価指数として「CAC40」があります。同指数は欧州の株式市場の中でも、英国のFTSE100とドイツのDAX指数についで重要な...

英国EU離脱や人口減少など懸念事項はあるが、分散投資先として検討したい

欧州株式市場は、英国のEU離脱問題や日本と同様に人口減少など今後の経済成長に伴う懸念事項は多くあるのも事実です。

総務省統計局のデータによると、欧州の人口は2019年時点では7.43億人ですが、2030年には7.39億人、2040年には7.29億人、2050年には7.16億人と予想されています。

しかしながら、欧州は過去世界経済を牽引した実績があることから、前述したように世界で事業展開を行う伝統的な企業も多く、単一の市場だけではなく、世界の経済成長を取り込める企業も多いのも事実です。

今後は人口増加ではアジアを中心に増えていくと予想されていますが、世界人口は2050年には95億から100億人が予想されています。従い、欧州株式市場に上場している銘柄でもアジア市場での事業展開を強化している銘柄を探して投資してみるとも良さそうです。

運用で資産形成を行うには日本のみならず世界の経済が成長を取り込むことが重要となります。今回は、世界の成長の見通しと世界への投資で確実な資産形成を...

欧州株が取引できる証券会社

出典:サクソバンク証券

欧州株は国内の証券会社では取り扱いが少ないですが、欧州株の取扱数と売買手数料の安さであれば、サクソバンク証券がおすすめです。

ロンドン証券取引所 フランクフルト証券取引所 ユーロネクスト・パリ
銘柄数 約1000銘柄 600銘柄 800銘柄
手数料 0.5%(最低8ポンド) 0.5%(最低12ユーロ) 0.5%(最低12ユーロ)

サクソバンク証券はデンマークの投資銀行傘下の証券会社で、イギリスが約1,000銘柄、ドイツが約600銘柄、フランスが約800銘柄と欧州株全体で約2400銘柄取り扱っています。

また、売買手数料も約定代金の0.5%と安価なのも特徴です。ロンドン証券取引所に上場している銘柄であれば最低手数料は8ポンド、フランクフルト証券取引所とパリユーロネクストであれば12ユーロとなっています。

サクソバンク証券公式サイト

株式投資で外国市場に分散投資するにあたり、国内の証券会社であれば取扱銘柄が少ない問題があります。今回紹介するサクソバンク証券は米国と欧州を始めと...

関連記事

欧州株の投資で得た配当金はいくら課税される?配当受領時の税制度を詳しく解説

ユーロ・ストックス50指数(EURO STOXX 50 Index)とは?指数概...

欧州株に投資する4つの短所とその対処方法を解説

英国を代表する株価指数「FTSE100」の概要を徹底解説

ドイツを代表する株価指数「ドイツ株価指数(DAX指数)」の概要を徹底解説

外国株式の売却と配当受領時に発生する税金まとめ