株式投資を行う場合、国内だけではなく外国市場など国や地域を分散した投資も重要となります。近年ではネット証券を通じて、手数料を抑えて外国に投資することも可能となってきています。今回は、ネット証券各社の米国株の売買手数料を比較してみました。
インターネットの普及で外国市場への投資が容易に
これまで株式投資を行う場合、証券会社の窓口に出向いて口座開設を行い、国内に上場している企業を中心に売買を行うというパターンが一般的でしたが、近年では、インターネットの普及で世界中の情報がリアルタイムで入手できるようになった今、株式投資においても外国市場に簡単に投資ができるようになりつつあります。
米S&P500と日経平均株価の値動き比較
特に、日本の株式市場の場合、バブル崩壊後株価が右肩下がりに推移するなど、長年運用環境は厳しいものであったことから、外国市場への分散投資の重要性も増しているのも事実です。
ネット証券各社の米国株取扱銘柄数を比較
サクソバンク証券 | SBI証券 |
楽天証券 |
マネックス証券 | DMM.com証券 |
|
取扱銘柄数 | 約6000銘柄 | 約5000銘柄 | 約4,600銘柄 | 約4,500銘柄 | 約900銘柄 |
ネット証券各社の米国株取扱銘柄数(2022年2月時点)
国内のネット証券においては米国株を取り扱っている証券会社として、デンマークの投資銀行であるサクソバンク傘下の証券会社である「サクソバンク証券」、「SBI証券」、「マネックス証券」、「楽天証券
」、「DMM.com証券
」において取り扱いがあります。
各社ごとの取扱銘柄数を見てみると、米国株の取り扱い銘柄数が一番多いのがサクソバンク証券の約6000銘柄となっています。つづいて、マネックス証券の約3000銘柄、SBI証券と楽天証券が約1300銘柄、DMM.com証券が約900銘柄となっています。
米国株の売買手数料を比較
サクソバンク証券、SBI証券、マネックス証券、楽天証券
、DMM.com証券
の5社の売買手数料を比較してみました。
サクソバンク証券 | SBI証券 |
楽天証券 |
マネックス証券 | DMM.com証券 |
|
売買手数料 | 0.20% | 0.45% | 0.45% | 0.45% | 0% |
最低手数料 | 5米ドル | 0米ドル | 0米ドル | 0米ドル | 0米ドル |
上限手数料 | 15米ドル | 20米ドル | 20米ドル | 20米ドル | 0米ドル |
1回の約定代金における売買手数料として一番安いのはサクソバンク証券で、0.20%となっています。残りの4社は0.45%に設定されています。
一方で、最低手数料については、サクソバンク証券とDMM.com証券が5米ドルになるのに対して、SBI証券とマネックス証券、楽天証券は0米ドルに設定されています。つまり、約定代金が低く0.45%に満たない場合は無料で売買できることになります。
最大手数料としては、サクソバンク証券が15米ドルなのに対し、残りの4社は20米ドルに設定されています。つまり、約定代金の金額が大きくなるのであればサクソバンク証券がお得に売買できることになります。
米国株の取扱銘柄数と売買コストはサクソバンク証券が一番!
今回比較してみた結果、米国株の取扱銘柄数が多く、売買コストが安い証券会社はサクソバンク証券が1位となりました。
同社は米国株約6,000銘柄取り扱っていることに加え、現在ネット証券では取り扱いが無い欧州株が約2400銘柄、中国本土株と香港株合わせて約1,700銘柄取り扱っており、米国だけではなく、欧州や中国などグローバル規模に投資したい方にはおすすめしたい証券会社です。
サクソバンク証券についての詳細は以下の記事または同社公式サイトをご覧ください。

私は日本株と外国株への投資を10年以上行い、収益も10倍に増やすことに成功いたしました。投資活動はまだまだ途上ではございますが、この知識や経験を多くの皆様に提供し、一人でも多くの皆様が豊かな生活を送っていただけるよう、当サイトにて発信いたします。金融関連資格としてファイナンシャルプランナー3級を取得し、現在2級取得に向けて準備を進めております。