ネット証券4社における中国株の取扱銘柄数と売買手数料を徹底比較!

世界一の人口を有しており、今後も世界を牽引する経済成長が期待できる中国市場は長期的に株式投資においても有望な市場です。今回は国内で展開しているネット証券4社の中国株の取扱銘柄数と売買手数料を比較してみました。

中国株式市場の概要

中国は2019年時点で人口約13億を有する世界一人口が多い国であります。過去の歴史を見ても古代中国と日本との関係は長く、国家形成に大きく影響を及ぼしてきました。

中国人口推移(総務省統計局のデータを基に筆者作成)

中国は現代においても政治的な問題など多くの課題があります。近年発生している米中貿易摩擦や香港問題、台湾問題、チベット問題などがその代表的な例でもあり、多くのリスク要因もありますが、2030年までには人口約14億まで増加することが予想されるほか、アジアのみならず世界の経済を牽引するまでに至っています。

中国の株式市場は中国本土に上海証券取引所と深セン証券取引所があります。また、香港特別行政区において外国との金融の橋渡し役として香港証券取引所があります。

香港ハンセン指数株価推移

香港を含む中国市場を代表する香港ハンセン指数は、1987年頃は2500ポイントで推移していましたが、2019年8月時点では25,000ポイント前後で推移しており、過去10年間で約10倍に上昇しています。

中国株を取り扱っている証券会社と取扱銘柄数

日本国内でも一時中国株ややや注目を浴びた時期がありましたが、2015年のチャイナ・ショックや2018年からの貿易摩擦の影響で、中国株への関心は低くなっている状況であります。

そのため、中国株は実店舗を構えている証券会社でも取り扱いが増えています。また、ネット証券においても、デンマークの投資銀行サクソバンク傘下の証券会社サクソバンク証券の他、SBI証券マネックス証券楽天証券で中国株の売買が可能です。

上海証券取引所 深セン証券取引所 香港証券取引所
サクソバンク証券 161銘柄 97銘柄 1733銘柄
SBI証券 取扱なし 取扱なし 1500銘柄
マネックス証券 取扱なし 取扱なし 2058銘柄
楽天証券 235銘柄 取扱なし 719銘柄

ネット証券の中国株の取扱数はサクソバンク証券は中国本土の上海証券取引所と深セン証券取引所、香港証券取引所に上場している銘柄の売買が可能で取扱数は2400銘柄以上となっています。

SBI証券とマネックス証券については、上海証券取引所と深セン証券取引所といった中国本土に上場している銘柄は2019年9月時点では取り扱っておらず香港証券取引所に上場している銘柄のみとなっています。取扱数についてはSBI証券が1500銘柄以上、マネックス証券が2,000銘柄以上となっています。

楽天証券については、香港証券取引所に加え上海証券取引所に上場している銘柄を取り扱っています。香港証券取引所上場銘柄が700銘柄以上、上海証券取引所に上場している銘柄が200銘柄以上となります。

中国株の売買手数料

サクソバンク証券SBI証券マネックス証券楽天証券の中国株の売買手数料を比較してみました。

サクソバンク証券 SBI証券 マネックス証券 楽天証券
売買手数料 0.25% 0.26% 0.25% 0.5%
最低手数料 40香港ドル/40人民元 47香港ドル 45香港ドル 500円(10万円まで)
最大手数料 450香港ドル/350人民元 470香港ドル 450香港ドル 5,000円(100万円以上)

サクソバンク証券とマネックス証券は約定代金の0.25%に設定されています。サクソバンク証券の場合は香港証券取引所に上場している銘柄であれば最低手数料は40香港ドル、上海証券取引所、深セン証券取引所に上場している銘柄であれば40人民元となります。上海証券取引所と深圳証券取引所上場銘柄は約定代金に対して0.15%で取引できます。

マネックス証券の場合は最低手数料として香港証券取引所に上場している銘柄は45香港ドル(約630円)、最大手数料は450香港ドル(約6,300円)となります。

SBI証券は約定代金の0.26%に設定されており、微妙な差ではありますが、サクソバンク証券とマネックス証券がやや低水準となっています。

楽天証券については、約定代金が10万円までが500円(税抜)、10万円超100万円未満が約定代金の0.5%、100万円以上が5,000円(税抜)となっています。

約定代金が10万円未満であれば楽天証券が安くなりますが、10万円を超える場合はサクソバンク証券もしくはマネックス証券を利用したほうが売買コストは抑えられそうです。

中国株の取扱数と売買手数料はサクソバンク証券とマネックス証券

中国株を売買したいと場合における取扱銘柄数と売買手数料を比較してみましたが、取扱銘柄数と売買手数料をトータルで考慮した場合、サクソバンク証券とマネックス証券が一番バランスが良い結果となりました。

出典:サクソバンク証券

サクソバンク証券は中国株2400銘柄を取り扱っていることに加え、米国株が約6,000銘柄、他のネット証券で取り扱っていない欧州株を2400銘柄と中国株以外に投資したい場合においてもおすすめできる証券会社です。米国株についても国内のネット証券に比べ約定代金0.20%と安価な手数料で利用できるのも嬉しいポイントです。

サクソバンク証券公式サイト

株式投資で外国市場に分散投資するにあたり、国内の証券会社であれば取扱銘柄が少ない問題があります。今回紹介するサクソバンク証券は米国と欧州を始めと...

マネックス証券は、中国株に加え米国株の取り扱いにも力を入れており、米国株は約3000銘柄以上の取り扱いとなっています。また、米国株の売買手数料も0.45%となっており、中国株と米国株に投資したいと考えている方にはおすすめです。

公式サイトはこちら!

マネックス証券は、国内の株式や投資信託の他、米国株や中国株といった外国市場に積極的に投資したいと考えている方におすすめできる証券会社です。今回は...

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