米国企業の決算書に書かれているGAAPとNon-GAAPの違いは何か?

米国企業に投資する場合において決算書を確認するとGAAPとNon-GAAPという2つのキーワードをよく目にします。はじめて見るとGAAPとはそもそも何か?GAAPとNon-GAAPの違いは何か気になります。

今回はGAAPについて解説するとともに、GAAPとNon-GAAPの2つの違いについても見ていきます。

GAAPとは米国会計基準のこと

米国企業に投資するにあたり事前に決算書に目を通すと必ず「GAAP」というキーワードを目にします。

GAAPとは、簡単に説明すると米国会計基準のことで、米国が定める財務会計の作成と報告のルールに基づいて作成された決算書になります。GAAPは、Generally Accepted Accounting Principlesの略で、日本語に翻訳すると「一般的に認められた会計原則」となります。

GAAPという単語だけみると、米国に限定されたものではなく、日本においても同様に会計において作成と報告のルールは策定されており、日本企業の決算書においてもGAAPとなりますが(日本の会計基準に基づいたものはJA-GAAPとなる)、後述している通り、Non-GAAPの決算書も存在する関係上、2種類の決算書を区別するために米国会計基準に遵守した決算書についてはGAAPと呼ばれています。

米国会計基準に基づいているか否かの違い

GAAPは、前述したとおり、米国会計基準に基づいて作成された決算書になりますが、もう一つのNon-GAAPは、Nonがついていることから予想できるとおり、米国会計基準に基づいていない決算書ということになります。

米国企業は日本企業といはことなり売上よりも利益を重視します。GAAPでは会計の計算方法がやや異なっており、GAAPとNon-GAAPでは最終的に手元に残る純利益に僅かではありますが差額が生まれます。



米国企業が2つの決算書を開示する理由

GAAPは米国会計基準に基づいて計算を行い決算書としてまとめる必要がありますが、Non-GAAPでは企業が独自に集計して算出した結果を決算書として開示しています。

日本人の感覚からすると2つの決算書を用意するのは企業にとっても大変なのでGAAPにまとめてしまえばよいのではないか?と考える方も多いかと思いますが、米国企業は前述したとおり、利益を重視している関係上2種類の決算書を用意する必要があります。

米国企業で利益を重視していることや、日本企業以上に株価を上げることを重視しています。Non-GAAPでは企業が独自に集計した決算書になり、GAAPに比べると、算出される利益の額はNon-GAAPのほうが大きくなることが多くあります。

そのため、利益が多くなれば株価にとってもプラス影響となり、株価が上昇する要因となり、企業はGAAPとNon-GAAPの2種類の決算書を開示する理由となります。

米国企業へはじめて投資するとこの2つの違いがよくわからず混乱する方も多いかと思いますが、違いを理解しておくことで投資の判断もよりやりやすくなります。ちなみに、Non-GAAPは企業が独自に計算した決算書となっていますが、決算の内容をごまかしていない限り、決して問題となることはありません。

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