CAPEレシオ(シラーPER)とは何か?米国株に投資する際に確認したい指標概要を解説

株式投資を行う際に割安か割高かの判断材料は様々なものがありますが、国内では株価収益率(PER)が知られている一方で、米国では「CAPEレシオ(シラーPER)」という指標も合わせて用いられています。今回は、米国株に投資するにあたりぜひ知っておきたいCAPEレシオ(シラーPER)の指数について紹介します。

CAPEレシオ(シラーPER)とは?

CAPEレシオ(シラーPER)とは、米国のロバート・シラー氏(ノーベル経済学賞受賞)とジョン・キャンベル氏が考案した株式指標で、現在の株価が割高か割安かを判断する材料として米国を中心に使われています。

同指標は、現在の株価に対して、過去10年間の一株当り純利益の平均値を除算して求めます。

CAPEレシオ(シラーPER)=現在の株価÷過去10年間の一株当り純利益の平均値

株価が割高か割安かを判断する指数として有名なのは株価収益率(PER)ですが、こちらは、過去10年間の一株あたりの純利益の平均値を活用しますので、一時的要因による収益変動や中長期の景気循環が除外できる特徴があります。



CAPEレシオ(シラーPER)が25倍以上になると株価は割高

CAPEレシオ(シラーPER)は、一般的に指標の値が25倍以上になると株価は割高であると言われています。一方で、この指標の値が15倍を下回った場合は、株価が割安であると言われています。

株価の割高割安の判断指数としてよく使われる株価収益率(PER)は、現在の株価に対して、現状の一株あたりの純利益を除算して求めることから、あくまでも、現状に対して割高か割安かを判断することができますが、CAPEレシオ(シラーPER)は過去10年間の平均値を利用しますので、長期的にみて割高割安の判断が行えます。

株式投資で長期的に利益を得るには、現在の株価に対して適正であるかを判断する必要があります。今回は、株式投資を行うにあたり重要な投資尺度である株価...

もちろん、CAPEレシオ(シラーPER)の数値だけで投資判断はできるものでは有りませんが、市場サイクルがどの位置にあるのかを判断する材料として現状の水準を確認しておくことは重要となります。



米国のCAPEレシオ(シラーPER)の推移

一般的に同指標が25倍以上を上回って推移すると、割高であると言われていますが、過去どのような形で推移したのかを確認してみました。

2019年12月13日の時点で米国S&P500(青線)に対するCAPEレシオ(シラーPER)は30倍前後で推移しており、単純に判断するとS&P500は割高であると判断できそうです。

現在においてCAPEレシオ(シラーPER)の平均は約16倍ですが、過去のCAPEレシオ(シラーPER)の最高値は1999年12月の44倍となっています。逆に、最安値は、今回のグラフでは記載されていませんが、1920年12月の4.75倍となっています。



そのため、25倍以上推移していればどこかしらのタイミングで株価が調整していることがわかります。そのため、25倍以上のタイミングにおいては、2019年12月時点において黄色信号が点灯している状況であることが判断できます。

もちろん、これで大きな下落が発生するというわけでは有りませんが、株式投資を行うには市場サイクルを理解することが需要であることをオークツリーキャピタルのハワード・マークス氏は述べています。そのため、市場サイクルがどの位置にあるのかを見分ける材料として活用してみると良いでしょう。

CAPEレシオ(シラーPER)はAsset Allocation Interactive社のホームページを活用すると最新の情報が得られます。また、インターネットでも多くのサイトでデータが公開されていますんので合わせて活用することをおすすめします。

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