景気後退が来た時に備えて株式投資家が備えておくべきこととは?

2008年にリーマン・ブラザーズが倒産を筆頭とした金融危機、2020年の新型コロナウイルスの感染症が世界中に拡大するなど景気後退で株価が大きく下落したのは新しい記憶です。今後も発生するであろう景気後退に備えて、株式投資家がすべきことは何かを考えてみました。

不確実性が高まった今、景気後退の頻度も増える可能性も

経済が世界的な規模で拡大している今、世界のどこかで経済にとって足かせとなる出来事が発生すると、その影響がすぐに世界中に広がる世の中となっています。特に、記事を執筆している2020年3月時点では、2018年より始まった米中貿易摩擦や2020年の新型コロナウイルスの感染症拡大など中国を発端に、世界経済にとって大きく影響を及ぼす出来事が増えています。

特に、世界経済にとって中国の影響力は日々増しており、中国の経済が低迷すると、その影響が世界に一気に広がっていることを株式市場だけではく、実経済でも肌で感じるようになっています。中国の国内総生産(GDP)は、2000年より約12倍に拡大しており、数字で見ても中国の影響力は大きくなっていることがわかります。

また、世界では過去に経験したことが無い出来事が近年多く発生していることに加え、気候変動のリスクも大きくなるなど、景気の持続性を阻害する出来事が増えているのも事実です。そのため、リーマンショック級の景気後退は100年に一度と言われていましたが、今回の新型コロナウイルス感染症拡大でも指摘されるように、その回数も増えることと懸念されます。

そのため、株式投資家にとっては景気後退の頻度が増えるとなれば、それは脅威となります。今後、株式投資をする上で景気後退が長期化もしくは頻度が増えることを踏まえた上で投資活動を行う必要性が増していると考えています。



手元資金は手厚く確保し、運用成績が不調でも耐えられる資金力を確保

株式投資を行う場合、当サイトでも何度もお伝えしていますが、必ず余裕資金で投資を行うことが重要です。そのため、日常的に使っている資金を株式投資に使うことはおすすめしません。

そのため、株式投資を行う場合でも、最低1年間生活できるぐらいの手元資金を確保しておくことが重要です。前述したとおり、不確実性が増している状況である他、新型コロナウイルスの影響で株式市場が大きく下落した「コロナショック」のときと同様に、リーマンショック級の大きな下落の頻度も増えるもしくは、それ以上の下落が続くことも予測しておく必要があります。

株価が下落すると、多くの投資家が評価損を大きく抱える状況となり、資金力が不足している投資家は、下落時にあわてて株を売却したり、そのときは耐えられても株式相場をが低迷が続き、生活のために止むを得ず損切りをする方は毎回見られます。

そのため、運用成績が不調になったときでも、慌てて売却しなくても良いように、生活可能な資金を確保しておき、余剰資金で投資を行うことが重要です。



株価のすぐの回復を期待しすぎることなく、長期低迷も予想した投資計画を

株式市場が大きく下落した場合、安くなった株価を狙って、買い増しをする方も多いです。ただし、株価が下落したからと言って、すぐに株価が回復するわけではないということを意識しておく必要があります。

株式市場は、風船と同様で、空気が抜けるときは一気に空気が抜けますが、空気を入れるときはその速度はゆっくりとなります。株は、下落するときは一気に下落し、上昇するときはゆっくりとなります。

株式市場が大きく下落すると、その回復にも時間を要してきたことは、過去の株価でも証明されています。日経平均株価は1988年に最高値を更新して以降、この30年間一度も回復したことがなく今に至っています。今後も、回復せずにそのまま推移するのか、回復するかはわかりません。また、米国の株式市場においても、S&P500も1929年の世界恐慌が発生した時も、株価に回復に25年間を要しています。

そのため、株価が大きく下落した場合でも、回復を期待して、全ての資金を投じた上での買い増しはおすすめしません。資金に余裕があれば、時期を分散して買い増しをしていくのも悪くはないでしょう。


借り入れ(レバレッジ)を使った取引は注意

株価が大きく下落した時期を狙って信用取引など借り入れ(レバレッジ)を活用して、大きな回復を狙って取引を行う方も見受けられます。

ただ、前述したとおり、大きく下落したからといって、すぐに株価は回復するものではありません。また、大きく下落して、一時的に回復したかのように見えても、更に大きな下落が待ち受けている可能性もあります。一般的に、一回目の下落が一番底、続いて、二番底、三番底まで覚悟しておく必要があります。

信用取引で、回復すると思って買ったが、景気低迷が長続きするような局面においては、大抵の場合、予想通りに株価が回復することなく月日が流れることが大半です。株価の下落が続くと、有効期間になれば強制的に決済が行われ、資金は持ち出しとなってしまいます。

資金力があり、しっかりとした覚悟を持って信用を行えば良いですが、資金力も乏しく信用で一発狙うやり方は、更に、資金を枯渇させる要因にもなりますので注意が必要です。



投資目的を明確にし資金管理をしっかりと行うこと

株式投資は、投資目的を明確にすることが重要です。特に、長期投資を行う場合、基本的に株価が一時的に下落しようが、景気が後退しようとも、その目的を達成するまで、保有しておくことが投資体制として適切であると考えています。

短期的な取引であれば、景気後退前にある程度の資金を引き上げ、景気回復に結びつく材料を待ってから買いを入れるといった方法が活用できます。

いずれにしても、株価の大きな下落や景気後退で株式投資を続けていくためには、日々の資金管理をしっかりと行い、余裕資金を活用し、投資目的を考えて、取引することが重要であると言えます。

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