米国株に投資する際に確認したい決算書類一覧

米国株に投資する場合、投資前に投資先の調査を行なう必要があります。また、投資後もその後の事業進捗を確認するために、様々な決算書類に目を通す必要があります。今回は、米国株に投資する場合において確認しておきたい決算書類を紹介します。

米国企業は日本企業とは異なり決算書類の種類が異なる

米国株に投資する場合にいて、どのような決算書類が存在するのかを確認しておく必要があります。

日本の上場企業の場合は、四半期ごとに業績やその概要を説明した「決算短信」の他、四半期毎に事業の状況を報告する「四半期報告書」、会計士の監査を得て企業情報と有価証券の状況を詳しく記載した「有価証券報告書」があります。また、企業が独自に、株主通信を発行する場合もあります。

決算資料名 日本での該当資料 概要
Form-10-K 有価証券報告書 年間の事業状況や有価証券の報告資料
Form-10-Q 四半期報告書 四半期における事業状況や有価証券状況報告
Annual Report 株主通信 年間の事業状況や経営者から株主へのお便り

米国企業の決算資料一覧

米国企業の場合は、日本企業の有価証券報告書に該当する「Form 10-K」、四半期報告書に該当する「Form 10-Q」があります。一方で、決算短信に該当する書類は無く、四半期決算を発表後は自社のウェブサイトで決算内容をまとめた内容を記載を行います。

日本の株主通信に近い書類として「Annual Report」があります。企業が独自で代表者より株主への手紙(お便り)が記載されている場合も多く、事業の状況や今後の取組内容について詳細に報告があります。

Form 10-QとForm 10-Kは、米国証券取引委員会(SEC)に必ず四半期毎に提出が求められており、文章構成も決められています。

有価証券報告書に該当する「Form 10-K]

Microsoft(MSFT)2020年度Form-10-K表紙

Form 10-Kは、日本で言う有価証券報告書に該当する決算書類です。1年間における事業の概要や現状についての報告のほか、収益状況、財務状況、事業を行なうにあたり考えられるリスク、解決すべき課題点、役員に関する情報、株式の保有比率などの株主の状況、企業統治といった、企業の現状についてすべてが記載されています。

多くの場合、ページ数が数百ページに及ぶこともあります。また、企業が独自でAnnual Reportと合わせて作成している場合もあり、企業独自のページが追加されている場合もあります。例えば、電子決済のVISA(V)では、Form 10-KとAnnual Reportと合わせて発行しており、最初のページに、代表者から株主への手紙が記載されています。



四半期報告書に該当する「Form-10-Q」

Microsoft(MSFT)の2010年第4四半期のForm-10-Q表紙

Form-10-Qは、日本で言う四半期報告書に該当する決算書類です。四半期における事業の概要や現状についての報告が記載されています。合わせて、収益状況や財務状況などについても確認することができます。

四半期決算を発表後、報告通知をウェブサイトで行うのと同時に同書類が開示されます。

四半期毎の進捗を確認するためにも、ぜひとも確認しておきたい書類です。



株主通信に該当するAnnual Report(アニューアルレポート)

VISA(V)の2019年度Annual Report表紙

Annual Reportは、日本でいうと企業が独自に発行している株主通信に近い書類であると言えます。年間の事業概要についてはForm 10-KでSECに提出が行われますが、Form 10-Kだけでは伝えられない内容などをAnnual Reportという形で株主に開示します。

Annual Reportは、SECへの提出義務はありませんので、記載内容や文章構成などは企業によって異なります。また、前述した通り、Form-10Kに付帯してAnnual Reportを発行する場合もあります。

Annual Reportでは、代表者から株主への手紙を記載していることも多く、経営者の考え方などに触れることができます。

米国企業の決算書類はSECデータベースサイトや各企業IRページなどで閲覧可能

EDGAR(エドガー)ウェブサイト

米国企業の決算書類を確認するには、複数の企業をまとめて確認したい場合は、SECが公開している決算書類のデータベースサイト「EDGAR(エドガー)」で閲覧可能です。

また、投資先企業を個別に見たい場合は、各企業のIRページで閲覧できます。また、米国企業は、これらの決算書類を開示した場合や、決算情報を発表した場合に、投資家にメールで通知するサービスを提供していますので、既に投資を行っている方は、メール通知サービスを利用すると迅速に内容を確認できます。

その他、決算書類以外に臨時報告書である「Form-8-K」や大量報告書に該当する「Form 4-K」といった書類も確認可能です。これらも必要に応じて確認してみると良いでしょう。

外国株の投資におすすめできる証券会社

サクソバンク証券

サクソバンク証券はデンマークを拠点に展開している投資銀行「サクソバンク」傘下の証券会社で、米国株が約6,000銘柄、欧州株が約2,400銘柄、中国本土と香港株合わせて約2,400銘柄と、ネット証券の中で米国株の取り扱いが豊富でかつ、国内の証券会社では取り扱いが少ない欧州株の取り扱いがあるのも特徴です。

売買手数料も米国株であれば約定代金の0.20%で最低手数料が5米ドル、上限が15米ドルと米国株を中心に取引を行う方であれば、大きくコストを抑えることが可能です。欧州株の売買手数料は約定代金の0.50%とこちらも低コストで売買可能となっています。

サクソバンク証券公式サイト

株式投資で外国市場に分散投資するにあたり、国内の証券会社であれば取扱銘柄が少ない問題があります。今回紹介するサクソバンク証券は米国と欧州を始めと...

マネックス証券

マネックス証券は、米国株約3000銘柄を扱っており、ネット証券の中では最多となっています。成長が著しいAppleやMicrosoftなども1株から購入可能で手数料も最低0ドルから最大20ドルと気軽に米国市場へ投資が可能です。

少額投資非課税制度(NISA)でも米国株の購入が可能で、NISA口座であれば買付手数料が無料となります!

マネックス証券公式サイト

マネックス証券は、国内の株式や投資信託の他、米国株や中国株といった外国市場に積極的に投資したいと考えている方におすすめできる証券会社です。今回は...

SBI証券

https://www.sbisec.co.jp/

ネット証券で口座開設数が430口座突破したSBI証券でも米国株を取り扱っています。取扱銘柄数は1000銘柄以上で、こちらも手数料は最低0ドルから最高20ドルで購入可能です。また、上場とし信託(ETF)をNISA口座を利用すれば買付手数料が無料となります。

SBIグループの住信SBIネット銀行の口座を持っていれば、日本円から米ドルに為替手数料が片道たったの4銭で利用できる他、外貨入出金サービスを利用することで同行の外貨預金口座から即時外貨を証券口座に無料で振替できます!

SBI証券公式サイト

投資を始める上で証券会社への口座開設が必要です。今回は、証券会社の口座開設をご検討されている方に、インターネット証券大手のSBI証券の概要と特徴...

楽天証券

https://www.rakuten-sec.co.jp/

楽天証券では約1000銘柄以上の米国株を取り扱っています。同社でも手数料は最低0ドルから最高20ドルで購入可能です。また、こちらもNISA口座での米国株の購入も可能で、上場投資信託(ETF)の場合、買付手数料が後日キャッシュバックされますので実質手数料は無料となります。

楽天証券公式サイト

投資を始める上で証券会社への口座開設が必要です。今回は、証券会社の口座開設をご検討されている方に、楽天グループの楽天証券の概要と特徴を解説します...

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