テーマ投資のFOLIOが2020年1月より提供しているロボアドサービス「FOLIO ROBO PRO」と同じくFOLIOが提供している「FOLIOおまかせ投資」はサービスが似ていますが、両者はそれぞれサービスの特徴や運用方法に違いがあります。今回は、2つのサービスの違いを解説します。
FOLIO社が提供しているロボアドサービス

特定のテーマに絞って運用がおこなえる投資サービスを提供していたFOLIOは、2020年1月より新たなロボアドサービスとして「FOLIO ROBO PRO」を提供開始しています。
また、既にロボアドサービスとして「FOLIOおまかせ投資」を提供していましたが、両者は初期投資額10万円から開始でき、投資内容についてもほとんど変わらない部分も多いです。ただし、FOLIO ROBO PROとFOLIOおまかせ投資は、サービスの特徴と運用方法に違いがあります。
主な違いとしては、人口知能(AI)を用いて市場のあらゆるデータを集め、そのデータをもとに運用をしていくか、運用者のリスク許容度に応じてポートフォリオを管理するかの違いがあります。
FOLIO ROBO PROとFOLIOおまかせ投資の運用方法の違い

FOLIO ROBO PROとFOLIOおまかせ投資は、運用方法として明確な違いがあります。
まず、FOLIO ROBO PROは、人口知能(AI)を活用して市場のあらゆるデータを集め、市場の動向を先読みすることで、損失をできるだけ減らしながら、さらなる高いパフォーマンスを得られるように設計されたロボアド運用サービスです。
金融向けに人口知能(AI)技術を提供している、AlpacaJapanと提携してサービスを提供しており、人間の判断だけでは難しいあらゆる市場データを人口知能(AI)によって解析することで、今後の市場動向を先読みすることができますので、短期間(数年)といった短い期間でも運用益の追求が可能となります。
一方で、FOLIOおまかせ投資は、従来のロボアドと同様に、運用開始時に運用者のリスク許容度をはじめに判定し、その内容に基づいて運用方針を決めて運用を行います。
FOLIO ROBO PROは、高度な人口知能(AI)技術を使い運用パフォーマンスを高めていくのに対し、FOLIOおまかせ投資は、リスク許容度に基づいて安全に運用していくという側面があります。
FOLIO ROBO PROとFOLIOおまかせ投資の2つを比較
FOLIO ROBO PRO | FOLIOおまかせ投資 | |
初期投資額 | 10万円 | 10万円 |
積立投資 | 対応(1万円~) | 非対応 |
運用手数料 | 年率1%(税込1.1%) | 年率1%(税込1.1%) |
リバンランス | 毎月1回 | 毎月1回 |
運用方法 | 人口知能(AI)により市場データを分析し先読みすることで高いパフォーマンスを目指す | 運用者のリスク許容度に合わせてポートフォリオを最適化し、安定的に運用を行なう。 |
ETF銘柄数 | 8銘柄 | 8銘柄 |
運用対象資産 | 米国株、先進国株、新興国株、米国債、新興国国債、 ハイイールド債、不動産、金 |
米国株、先進国株、新興国株、米国債、新興国国債、 ハイイールド債、不動産、金 |
FOLIO ROBO PROとFOLIOおまかせ投資の比較
FOLIO ROBO PROとFOLIOおまかせ投資では、両者ともに初期投資額10万円から運用を開始できます。ただし、積立投資ができないのも共通しています。また、運用手数料については年率1%(税込1.1%)となっています。ただし、運用額が3,000万円を超える部分については年率0.5%(税込0.55%)となります。
運用についても、両者ともに世界の株式や債券、商品、不動産に投資している8銘柄の上場投資信託(ETF)に投資を行います。
ただし、前述しましたが、運用方法については大きくことなりますので、できる限り高いパフォーマンスを求める場合はFOLIO ROBO PRO、運用リスクを抑え安定的に運用していきたいと考える場合は、FOLIOおまかせ投資が良いでしょう。
FOLIO ROBO PROの詳細については、以下公式サイトもしくは記事をご覧ください。

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