中国を代表する株価指数「ハンセン中国企業指数」の概要を解説

中国を代表する株価指数として香港ハンセン指数に加え、着目されている指数として「ハンセン中国企業指数」があります。中国株に投資する上では、香港ハンセン指数と合わせて確認したい指数です。今回は「ハンセン中国企業指数」の概要を紹介します。

香港株式市場の概要

中国株は、香港証券取引所に上場している企業と、中国本土の上海証券取引所、深圳証券取引所に上場している企業がありますが、香港市場では、中国本土と橋渡し役として機能しており、国外から資金調達を行いたい場合は、中国本土企業でも香港証券取引所に上場する企業も多いです。

メインボード GEM
香港H株 レッドチップ その他
中国本土企業 中国企業香港法人 現地企業 新興企業

香港証券取引所では、東証であれば東証1部に該当する主力市場の「メインボード」と新興市場の「GEM」に別れますが、メインボードの中でも、中国本土企業の「香港H株」、中国企業香港法人を「レッドチップ」、香港現地企業を「その他」に分けています。また、市場として別れているわけではありませんが、中国民営企業を「Pチップ」と呼んでいます。

中国株式市場の概要については、以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

株式投資において分散投資を行うことは重要ですが、分散する方法の一つとして投資先の国を分散する方法があります。日本に加え投資先として将来的な人口増...

日本から中国株に投資する場合において、前述したとおり国外との取引がしやすい香港証券取引所に上場している銘柄を扱っている証券会社が多いです。ネットバンクではサクソバンク証券マネックス証券SBI証券楽天証券で取引ができます。

香港証券取引所上場の中国本土企業を組み入れた株価指数

ハンセン中国企業指数(恒生中国企業指数)は、香港証券取引所に上場する銘柄の内、中国本土企業の「香港H株」と、中国企業香港法人「レッドチップ」、中国民営企業の「Pチップ」の中より、流動性などを加味した上で、50銘柄で構成されている株価指数です。

同指数は、香港の銀行である恒生銀行(はんせんぎんこう)傘下の指数提供サービス会社である「恒生服務有限公司」により算出されています。

指数の算出方法は、時価総額加重平均型株価指数で、日本の東証株価指数(TOPIX)と同様の算出方法です。

香港市場では、今回紹介しているハンセン中国企業指数以外に、知名度が高い指数として香港ハンセン指数がありますが、こちらは、中国本土企業だけではなく、香港企業も銘柄構成されています。

中国企業の株価動向を確認したい場合はハンセン中国企業指数を確認することになります。



ハンセン中国企業指数の値動き

ハンセン中国企業指数の値動き

ハンセン中国企業指数は、2000年1月3日時点を2000ポイントとして算出を開始しています。2020年12月時点では1万ポイント前後で推移しています。

過去最高値は、2万ポイント近くまで上昇しましたが、その後リーマン・ショックで5,000ポイントまで下落しその後は、1万ポイント前後で横ばいで推移しています。



ハンセン中国企業指数の構成銘柄

証券コード 銘柄名 業種
0175.HK 吉利汽車 自動車
0241.HK 阿里健康 医療
0267.HK 中信股份 金融
0270.HK 粵海投資 不動産
0291.HK 華潤啤酒 食品
0384.HK 中國燃氣 石油
0386.HK 中國石油化工股份 石油
0586.HK 海螺創業 建設
0688.HK 中國海外發展 不動産
0700.HK 騰訊控股 情報通信
0762.HK 中國聯通 情報通信
0788.HK 中國鐵塔 建設
0813.HK 世茂集團 不動産
0857.HK 中國石油股份 石油
0883.HK 中國海洋石油 石油
0914.HK 海螺水泥 建設
0939.HK 中國建設銀行 金融
0941.HK 中國移動 情報通信
0960.HK 龍湖集團 石油
0981.HK 中芯國際 半導体
1044.HK 恆安國際 日用消費財
1093.HK 石藥集團 医療
1109.HK 華潤置地 不動産
1177.HK 中國生物製藥 医療
1193.HK 華潤燃氣 エネルギー
1288.HK 中國農業銀行 金融
1398.HK 中國工商銀行 金融
1658.HK 中國郵儲銀行 金融
1810.HK 小米集團 電子機器
1918.HK 融創中國 不動産
2007.HK 碧桂園 不動産
2020.HK 安踏體育 衣料
2313.HK 申洲國際 衣料
2318.HK 中國平安保儉 保健
2319.HK 蒙牛乳業 食品
2382.HK 舜宇光學科技 電子機器
2601.HK 中國太保 金融
2628.HK 中國人壽保儉 金融
2688.HK 新奧能源 エネルギー
3328.HK 中國交通銀行 金融
3333.HK 中國恆大 不動産
3690.HK 美團 情報通信
3692.HK 翰森製藥 医療
3968.HK 招商銀行 金融
3988.HK 中國銀行 金融
6186.HK 中國飛鶴 食品
6862.HK 海底撈 飲食
9618.HK 京東集團 情報通信
9988.HK 阿里巴巴集團 情報通信
9999.HK 網易 情報通信

ハンセン中国企業指数指数に組み入れられている銘柄数は2020年12月時点で50銘柄となっています。もともとはH株に構成されている銘柄のみで構成されていましたが、2008年よりレッドチップとPチップに分類される銘柄も組み入れられました。また、最近では、IT関連の組み入れも目立ち、阿里巴巴集團(9988.HK)や網易(9999.HK)、京東集團(9618.HK)も新たに加わっています。

香港証券取引所上場銘柄の売買方法

香港証券取引所に上場している銘柄を売買を行う場合は、国内の証券会社のうち、中国株の取り扱いがある証券会社を選ぶ必要があります。

国内のネット証券で中国株の取り扱いが豊富なのは、デンマークの投資銀行サクソバンク傘下のサクソバンク証券の他、マネックス証券SBI証券楽天証券がおすすめです。

サクソバンク証券 楽天証券 SBI証券 マネックス証券
手数料 0.25% 0.5% 0.26% 0.25%
上海証券取引所 161銘柄 235銘柄 取扱なし 取扱なし
深圳証券取引所 97銘柄 取扱なし 取扱なし 取扱なし
香港証券取引所 1733銘柄 719銘柄 1500銘柄 2058銘柄

サクソバンク証券は香港証券取引所のみならず上海証券取引所、深圳証券取引所に上場している銘柄の取引が可能で取扱銘柄数は1733銘柄となります。香港証券取引所に限っては、マネックス証券が2058銘柄と国内の証券会社では取扱数は首位となります。

ネット証券における中国株の取扱銘柄数と手数料についての詳細は以下の記事でまとめていますので合わせてご覧ください。

世界一の人口を有しており、今後も世界を牽引する経済成長が期待できる中国市場は長期的に株式投資においても有望な市場です。今回は国内で展開しているネ...

 

関連記事

ユーロ・ストックス50指数(EURO STOXX 50 Index)とは?指数概...

上海証券取引所上場銘柄を取り扱っている証券会社を紹介

ネット証券4社の中国株の注文方法を徹底比較

中国株は空売りできる?その方法と利用可能な証券会社を紹介

アジアの株式市場を牽引する中国株式市場の概要と特徴を解説

中国株の港股通・滬港通・深港通とは何か?3つの制度概要を解説