ナスダック100指数とは?指数概要とナスダック総合指数との違いについて解説

米国の情報通信といったハイテク銘柄が多く上場しているナスダック市場の値動きを知る指数として「ナスダック100指数」があります。米国のハイテク銘柄の動向を知るには、ナスダック総合指数と同様に主要な指数として使われています。今回はナスダック100指数の概要を解説します。

画像出典:Ajay Suresh from New York, NY, USA

ナスダック100指数はナスダック市場に上場する時価総額上位100銘柄で構成された指数

ナスダック100指数は、米国のナスダック市場に上場する銘柄の内、金融銘柄を除いて、時価総額が上位100銘柄で構成された株価指数です。

時価総額が高い100銘柄で構成されるため、ナスダック市場に動向を知るには最適な指数として使われている他、米国のハイテク市場を代表する指数として活用されています。

銘柄の見直しは毎年12月に行われます。また、1銘柄における指数の割合が高くなった場合は不定期に調整が実施されることもあります。

また、後述していますが、ナスダック100指数は上場投資信託(ETF)の連動指数としても活用され、資産運用を行う上でも確認しておきたい指数です。


ナスダック総合指数との違い

ナスダック100指数は、日本国内でも多く目にするナスダック総合指数と混合されることが多いですが、算出元の市場は同様ですが、組入銘柄数と組み入れられている業種に違いがあります。

ナスダック総合指数は、ナスダック市場に上場する全銘柄を対象に算出されており、約3,000銘柄で構成されています。算出方法は時価総額加重平均となります。ナスダック総合指数の6割が情報通信(IT)となります。

米国のハイテク銘柄の株式市場の動向をしる株価指数として「ナスダック総合指数」があります。成長性が高い情報通信(IT)関連の銘柄多く組み入れられて...

一方で、本日取り上げているナスダック100指数は、前述の通り、ナスダック市場に上場する時価総額上位100銘柄で構成されており、また、業種については金融が除外されています。



ナスダック100指数の値動き

ナスダック100指数の値動き

ナスダック100指数の算出は1985年1月31日から開始されており、当時の算出開始時点の値は250ポイントから始まりました。1994年に指数が2分の1に分割されましたが、2,000年のITバブル(ドットコムバブル)の時点では4,000ポイントを超えましたが、その後、バブル崩壊後800ポイントまで下落をしましたが、その後は、リーマン・ショックなどで一時的な下落はあるものの、2020年12月時点では1万2000ポイント前後と過去最高値で推移しています。



ナスダック100指数組入銘柄上位10位

銘柄コード 銘柄名 業種
AAPL Apple Inc 電子機器
MSFT Microsoft Corp 情報通信(ソフトウェア)
AMZN Amacon.com Inc 物流(eコマース)
TSLA Tesla Inc 自動車
FB Facebook Inc 情報通信(インターネット)
GOOGL Alphabet Inc 情報通信(インターネット)
GOOG Alphabet Inc 情報通信(インターネット
NVDA NVIDIA Corp 半導体
PYPL PayPal Holdings Inc 電子決済
ADBE Adobe Inc 情報通信(ソフトウェア)

ナスダック100指数の組入割合が高い銘柄としては、誰もが知っている銘柄でスマートフォンやPCのApple(AAPL)の他、ソフトウェアのMicrosoft(MSFT)、インターネット通販のAmazon(AMZN)、電気自動車のTesla(TSLA)など、世界で注目されている銘柄が上位となっています。

業種別の構成としては、情報通信が約5割、一般消費財が約2割、通信サービスが約2割、医療健康が0.6割、生活必需品が0.5割、産業が0.1割、その他が0.05割となります。


ナスダック100指数連動型ETF

Invesco QQQ Trust(QQQ)の株価推移

ナスダック100指数に連動するETFとして有名なのが、インベスコ・アセット・マネジメントが提供するInvesco QQQ Trust(QQQ)が有名です。

同ETFはナスダック市場に上場しており、2020年12月時点では300米ドル前後で推移しています。信託報酬を含めた経費率は0.2%で取引ができます。毎年3月と6月、9月、12月の年4回決算が行われ、その時点で分配金が支払われます。直近では2020年12月31日1口あたり0.56133ドル支払われています。

その他、日本国内では、野村アセットマネジメントが運用する、NEXT FUNDS NASDAQー100連動型上場投信が東京証券取引所を通じて売買可能です。信託報酬は0.495%で、分配金は毎年8月11日に支払われ、現時点での分配金利回りは0.10%となります。

ナスダック100指数とナスダック総合指数に連動する上場投資信託(ETF)については、以下記事にて詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。

米国のハイテク市場の動向を知る株式指数としてナスダック総合指数があります。注目IT関連企業が組み入れられており、将来的な成長が期待できる指数です...

米国上場の個別銘柄とETFの取引におすすめしたい証券会社

日本国内で米国株を取り扱っている証券会社は多いですが、取引する上でおすすめしたいのは取引コストが安い、ネット証券がおすすめです。

米国株を取り扱っているネット証券は、ネット証券で米国株を取り扱っている証券会社は、サクソバンク証券の他、SBI証券マネックス証券楽天証券DMM.com証券があります。

サクソバンク証券 SBI証券 楽天証券 マネックス証券 DMM.com証券
取扱銘柄数 約6,500銘柄 約1300銘柄 約1300銘柄 約3000銘柄 約900銘柄
売買手数料 0.20% 0.45% 0.45% 0.45% 0%
最低手数料 5米ドル 0米ドル 0米ドル 0米ドル 0米ドル
上限手数料 15米ドル 20米ドル 20米ドル 20米ドル 0米ドル

特に取扱銘柄数が多く取引手数料が安いのは、デンマーク投資銀行サクソバンク傘下のサクソバンク証券で、取り扱い銘柄数は約6,500銘柄、売買手数料は0.20%で取引できます。また、前に紹介したInvesco QQQ Trust(QQQ)といった米国市場上場のETFについても、1,000銘柄と国内では最多の取り扱いとなります。米国市場上場ETFの取引については、取引手数料は0.025%で利用できます。

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