差金決済取引(CFD)とは何か?その概要と仕組みをわかりやすく解説

株式投資を行う場合、現物株を売買する以外にも様々な派生商品があります。その中でも差金決済取引(CFD)もよく使われます。今回は、差金決済取引(CFD)の仕組みと概要を詳しく紹介します。

差金決済取引(CFD)は証拠金を元に株価の値動きで差金決済を行う取引

差金決済取引は、金融機関に預けた証拠金を元に、株価の値動きを利用して差金決済を行う取引です。英語では、Contract For Differenceの頭文字をとってCFDとも言われます。

通常の株式投資では、現物の有価証券(株券)の売買が行われますが、差金決済取引(CFD)では現物の有価証券の取引は行われずに、売買価格の差額に相当する金銭の受け渡しが行われます。外国為替証拠金取引(FX)の株式版とも言えます。取引できる銘柄は、日本株や外国株、株価指数、商品価格など多くの資産価格に対して取引が可能です。

日本株の場合、日経平均株価等株価指数に連動する差金決済取引(CFD)を取り扱っている金融機関は多いですが、個別株を扱っている金融機関は欧州投資銀行サクソバンク傘下のサクソバンク証券となります。

取引を行う場合、現物株の取引であれば証券会社が定めた手数料を取引時に支払う必要がありますが、差金決済取引(CFD)の場合は、外国為替証拠金取引(FX)同様に売買時の価格差(スプレッド)が設定されおり、この価格差が取引手数料に該当します。現物株でも差金決済取引は可能ですが、日本では信用取引を除き禁止されています

手元資金より多くの金額で取引ができる

差金決済取引(CFD)を利用して取引を行う場合、外国為替証拠金取引(FX)同様に、事前に金融機関に証拠金を預け、その証拠金を元に、資金を借りて取引できるレバレッジを5倍までかけることができます。したがって、手元資金より多くの金額で取引が可能となります。そのため、より少ない資金でより多くの利益を狙うことができます。

少ない資金でより多くの金額を扱うことができる反面、損失も大きくなる可能性も十分にあります。FXと同様に証拠金の使用率が100%に達した場合、証拠金で損失分を補うことができなくなる可能性が高まりますので、強制的に決済が行われる措置であるロスカットが行われます。

現物株であれば、損失が発生しても、支払った金額内での損失となりますので、株価が復活するまで持ち続けることもできますが、差金決済取引(CFD)では、それが叶わない場合もあります。



買いだけではなく売りポジションから入ることも可能

差金決済取引(CFD)は、買いポジションだけではなく、売りポジションから入ることもできます。

株価が上昇する局面だけではく、売りポジションから入ることもできますので、株価が下落すると考えられるタイミングでも売りを入れることで、株価が下落した場合に利益を得ることも可能です。

株式投資の信用取引の空売りや外国為替証拠金取引(FX)も売りから入ることはできますので、取引方法としては同様です。

買いポジションの場合は配当金の受領も可能

差金決済取引(CFD)を利用している場合、買いポジションを配当基準日に保有している場合、保有相当額の配当金等調整金を受領することが可能です。

一方で、売りポジションを保有している場合、配当金相当額を支払う必要が出てきますので注意が必要です。金融機関の取引口座から配当金等調整金が差し引かれますので注意が必要です。



日本株個別銘柄のCFDはサクソバンク証券がおすすめ

差金決済取引(CFD)の取引を行う場合、国内の証券会社では株価指数に連動するCFDサービスは多いですが、個別株でCFD取引を行える証券会社は少ないのが現状ですが、欧州投資銀行サクソバンク傘下のサクソバンク証券では日本株のCFDを取り扱っています

サクソバンク証券は、日本の個別銘柄を約1,500銘柄取り扱っている他、米国株、欧州株、中国株といった外国個別株のCFDを約8,000銘柄、その他、株価指数CFD、商品価格CFDなど取り扱っています。スプレッドは日本株が0.05%、米国株が0.15%、中国株が0.2%、欧州株が0.25%で取引可能で、低コストでの取引ができます。

サクソバンク証券では外国株を中心に現物株の取り扱いも多く、米国株が約6,000銘柄、欧州株が2,000銘柄、中国株が2,400銘柄と国内で最も多く、取引手数料も米国が0.20%、欧州が0.50%、中国が0.20%と低コストで取引できますので、CFDとうまく組み合わせて取引可能です。

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