中国本土株の代表的な株価指数CSI300指数の概要を解説

近年では中国本土の証券取引所に上場する銘柄への投資についても国外からの投資も認められるようになり日本からも投資が可能です。中国本土株で参考にしたい指数として、中国本土株の中でも流動性や企業規模が大きい銘柄を対象に組み入れた指数としてCSI300指数があります。今回はCSI300指数の概要を解説します。

CSI300指数は中国本土A株の上位300銘柄を組み入れた株価指数

CSI300指数は、中国本土の上海証券取引所と深圳証券取引所のA株に上場する銘柄のうち、時価総額や流動性など比較的企業規模が大きい300銘柄で構成された株価指数です。

CSIはChina Securities Indexの頭文字をとったもので、指数の算出は中証指数有限公司(China Securities Index社)が行っていることにあります。同社は上海証券取引所と深圳証券取引所が合弁で設立した会社で指数の算出や指数に関連する事業を行っています。

上海証券取引所 深圳証券取引所
A株 B株 A株 B株
人民元 米ドル 人民元 香港ドル

中国本土の証券取引所は、A株市場とB株市場に分かれており、A株は主に人民元建てで株式が発行され、中国国内に在住者を対象に売買が可能となります。一方で、B株は外貨建てで株式が発行されており、上海証券取引所であれば米ドル、深圳証券取引所であれば香港ドルとなります。外国人が投資する場合はB株を購入することが一般的です。

中国株式市場の詳細については、以下の記事で詳しく解説していますので合わせてご覧ください。

株式投資において分散投資を行うことは重要ですが、分散する方法の一つとして投資先の国を分散する方法があります。日本に加え投資先として将来的な人口増...



CSI300指数の株価推移

CSI300指数は、2005年4月8日より指数の算出が開始されました。基準日は2004年12月31日を1000ポイントとしています。2021年4月末時点では5000ポイント前後で推移しており、約20年間で5倍程度まで上昇していることがわかります。

指数算出開始直後はリーマンショック前は4000ポイント近くまで上昇する場面が見られましたが、その後は長期的な下落局面に入り、2014年前半には2000ポイントまで下落しています。その後は2015年にかけて5,000ポイント近くまで一気に上昇しますが、上昇は長くは続かず、2016年のチャイナ・ショックで3,000ポイント前後まで下落します。その後は、穏やかに上昇局面に入って推移しています。



CSI300指数の組入銘柄

Exif_JPEG_PICTURE

CSI300指数の構成銘柄として、中国本土だけではなく世界的にも企業規模や知名度が高い銘柄で構成されています。2020年11月時点の上位10銘柄を見ると、組入上位銘柄として中國平安保険(集團)となっており、その割合は5%となっています。

証券コード 銘柄名 業種
601318(上海) 中國平安保儉 金融
600519(上海) 貴州茅台酒 食品
000858(深圳) 宜賓五糧液 食品
600036(上海) 招商銀行 金融
000333(深圳) 美的集團 電気機器
000651(深圳) 珠海格力電器 電気機器
600276(上海) 江蘇恒瑞醫藥 医療
601166(上海) 興業銀行 金融
600030(上海) 中信証券 金融
600887(上海) 内豪古伊利実業集團 食品

上海証券取引所と深圳証券取引所に上場している銘柄の割合としては上海が68%、深圳が32%となっています。

業種の内訳を見ると、金融の組入割合が最も高く39%、鉱工業が14%、一般消費財が12%、情報通信が8%、生活必需品が8%、資材が7%、健康医療が5%、公益業が3%、エネルギが2%、通信が2%となっています。



中国本土株への投資におすすめな証券会社

香港証券取引所 上海証券取引所 深圳証券取引所
銘柄数 1733銘柄 161銘柄 97銘柄
売買手数料 0.20% 0.20% 0.20%
諸経費 手数料に含む 手数料に含む 手数料に含む

中国株への投資を検討されている場合、香港証券取引所経由の他、中国本土の証券取引所に上場している銘柄を扱っている証券会社を選ぶと今後の投資の可能な領域は広がります。そこでおすすめな証券会社としてはサクソバンク証券です。

サクソバンク証券は、欧州の投資銀行であるサクソバンク傘下のネット証券です。中国株の取扱銘柄数は香港市場のみならず、上海市場、深圳市場合わせて約2,000銘柄取り扱っています。手数料は香港市場は0.20%、上海と深圳市場も同様に0.20%で利用できます。最低手数料は40香港ドル/40人民元、上限手数料が450香港ドル/350人民元で取引できます。(印紙税や取引所税といった諸経費についても手数料に含まれています。)

日本国内からは、中国本土株の取り扱いを行っている証券会社が少ない中、国内から本格的に中国株に投資できる証券会社であります。

サクソバンク証券の詳細については以下詳細記事もしくは公式サイトを御覧ください。

サクソバンク証券公式サイト

株式投資で外国市場に分散投資するにあたり、国内の証券会社であれば取扱銘柄が少ない問題があります。今回紹介するサクソバンク証券は米国と欧州を始めと...

 

関連記事

中国株の取引で発生する諸経費は?その種類と内訳を紹介

アジアの株式市場を牽引する中国株式市場の概要と特徴を解説

ナスダック総合指数とは何か?指数概要を徹底解説

ユーロ・ストックス50指数(EURO STOXX 50 Index)とは?指数概...

ネット証券4社の中国株の注文方法を徹底比較

ネット証券4社における中国株の取扱銘柄数と売買手数料を徹底比較!