近年着目されているESG投資とは何か?その概要と投資実績を解説

近年、ESG投資という単語を耳にする機会が増えています。企業は利益だけではなく社会的に幅広く貢献する必要があるのは言うまでもありませんが、環境や社会、企業統治に配慮した経営を行っているかを指標化することで対外的に示し投資判断に役立てる動きが加速しています。今回はESG投資の概要とこれまでの実績を紹介します。

ESG投資は環境や社会、企業統治に配慮した企業を選別して投資すること

ESG投資とは、地球環境(Environment)や社会(Social)、企業統治(Gavarnance)に配慮した企業を選別して投資を行うことです。
近年では、産業化が進み二酸化炭素の排出量が増加したことで地球温暖化が叫ばれる中、自社の利益や顧客の利便性だけではなく、地球環境への影響も考えて事業活動を行うことが求められています。

また、社会においては自社の利益だけでなく、事業活動を通じて地域社会への貢献の他、従業員の労働環境の改善、雇用形態の違いによる待遇格差の是正、女性活躍推進、障害者雇用の促進などが挙げられます。

企業統治では、法令を遵守するのはもちろん、役員や従業員による不正やごまかしの防止し未然に不祥事が起きない取り組みを行うことも重要になります。

ESGが意識されるようになったきっかけとしては、身近な所における環境変化や問題が増加したこともありますが、2006年に国連の当時のアナン事務総長が機関投資家に対して責任投資原則(Principles for Responsible Investment(PRI))を提唱したことにあります。その後、欧州や北米の機関投資家を中心にPRIに署名を行い、2019年3月末時点で2400社の機関投資家が署名しています。



ESG投資は世界で拡大傾向にあるが日本はやや出遅れ

地域別ESG投資の割合(GSIAの調査結果を元に筆者作成)

ESG投資は欧州や米国の運用会社を中心に拡大傾向にあります。また、個別企業としてもESGに取り組むことで投資対象から除外されるもしくは撤退されるリスクを防ぐ他、持続可能な経営を目指す企業も増えています。

世界全体のESG投資の試算残高は2012年時点で13兆ドルでしたが、2018年には30兆ドルに拡大しており、6年間で2.3倍に拡大しています。また、ブルームバーグの報道によると、ESG投資に関連した資産は2025年に53兆ドルになると試算しています。

特に、ESG投資がもっとも加速している地域として、世界全体のESG投資の割合のうち欧州や北米が占めており、欧州が58%、北米が39%となっています。一方で日本は7%と出遅れている感があります。



日本におけるESG投資の現状と実績

日本国内のESG投資額推移(GSIAのデータを元に筆者作成)

日本においても欧州や北米には出遅れているものの、ESGと重視した投資は加速しています。また、企業個別の取り組みについても徐々に浸透し始めていると言えます。

2020年時点における日本のESG投資の金額規模は310兆円前後とされています。2年前の2016年時点では57兆円とされていましたが、急速にESG投資が拡大しはじめています。

特に、国内の運用会社でESG投資に積極的なのは年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)です。GPIFは世界最大の年金基金であり、2017年より1兆円規模でESG投資を意識した投資活動を開始しています。

GPIFは2015年にPRIに署名しており、2019年時点におけるESG関連の運用全資産は151兆円なっています。



ESG関連の株価指数も多数開発される

ESG投資が叫ばれる中、ESG関連の銘柄を選定して組み入れたESGの株価指数も多数開発されています。前述したGPIFもESG関連投資資産の151兆円のうち、ESG指数に連動した運用資産額は、2019年時点で5.7兆円となっています。

ESG関連指数としてDow Jones Sustainability World Index(DJSI World)が知名度が高いです。日本企業を対象としたESG指数はMSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数があります。

Dow Jones Sustainability World Index(DJSI World)

Dow Jones Sustainability World Index(DJSI World)は、世界的に知名度が高いESG関連の株価指数です。米国S&P Dow Jones Indices社とスイスのRobecoSAM社が提携して開発した指数です。経済、環境、社会の3つの側面から企業活動を分析し、持続可能性(サステナビリティ)に優れた企業が選定されています。

2020年時点で全世界の企業が2500社となっており、そのうち日本企業は39社が組み入れられています。

MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数

指数算出会社のMSCIが開発したESG関連指数で、MSCIジャパンIMIトップ500指数に組み入れられた500銘柄の内、ESG評価に優れた企業を組み入れた株価指数です。

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